『きみがおしえてくれたこと』小児脳腫瘍患児のお父さん
2,3日前、うちからすぐ出た辺りを運転していて思った。
誰も自分が癌に罹ると考えている人はいない。
それは突然、前ぶれもなく、自分の身にふりかかってくる。その時、自分はどう正対するだろうかと思った。
それが我が子に起こったとしたら、あなたはどうするだろう。
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かなり以前に、ゴルフのホームページを通じて知り合いになった関東在住の男性ゴルファー。(今はゴルフ休止中)
その方の娘さんが小児脳腫瘍に罹っていたことを最近知った。
その発見から2回の手術、今までの回復状況と治療過程を現在進行形で3年前から書いておられます。
以下がトップページにある著者のプロフィール。
『Author:おとうさん
娘が小学校3年、8歳のとき頭蓋咽頭腫という脳腫瘍を発症しました。
そこから懸命にお医者さんを探し、入院し2回の手術を乗り越えて今に至っています。
娘のがんばりは自分のためだけではなく、これから同じ病気で闘う子供たちのためになると思いここに記録を残します。
脳腫瘍、頭蓋咽頭腫でここに来た方には何らかの参考になれば幸いです。
また、そうでない人たちには生きていることの幸せや喜びを、改めて考えるきっかけになってくれればいいなと思います。』
ブログ『きみがおしえてくれたこと』
なお、お子さんは今小学校6年生、検査や診察で通院しながら学校生活を続けておられます。
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日記は病気が発見された2007年9月から、2010年8月11日小児科外来診察とMRI撮影まで続いています。
カテゴリー欄で読むことも出来ますが、闘病の節目をいくつかご紹介しておきます。
「お父さん、今世界一のお医者さんを探しているからね」(脳腫瘍発見のころ)2007年9月
2007年10月のブログには頭蓋咽頭腫という脳腫瘍の説明、手術後に出る後遺症や障害、「小児慢性特定疾患」の申請について、および手術前後の様子が記してあります。
「先生ありがとうございました!」(手術後目を覚ました娘さんが発した第一声)2007年10月18日手術の日
「木々の色も変わりはじめ、秋も終わりに近付いた空のきれいな日でした。」 10月31日退院。11月2日には登校。
最初の手術時から分かっていたことですが、翌年3月27日に2度目の手術。
術後2日目から娘さんの一言コメントがあって可愛い。「ICUでがんばりました」「ごはんがおいしかったです」「お水がのめるようになりました。うれしかったです」などなど。2008年3月のブログ
そうして、あっと驚くのがバレエの発表会。2度目の大手術から5ヶ月で念願の発表会に出場。退院後7月からレッスンに通ったそうです。2008年8月28日
お父さん言「2回目の手術前からこれを目指して頑張っていました。発表会に絶対出るという強い意志も、回復を順調に進めたのかも知れません。」
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著者がプロフィール欄で書いておられるように、このお父さんのブログを知った方の参考になりますよう、少しでもアクセスが増えるように拙ブログで紹介させていただきました。
ブログ中にはこの画像がたくさん出てきます。娘さんを連れて検査、診察通院時の病院。毎回、雲も空の色も山の色も違う。いずれも8月、左から2008年、9年、10年。
最後に著者の言葉。
「やっとのことで大きな手術を乗り越えても、その後の後遺症と闘いながら学校や社会生活に戻って生活していくことの難しさ。
病院に通いながらの学校生活は、体調が良くない時もあったりでなかなか辛い事が多いと言います。
それでも頑張っている子供たちをわかってほしい。みんなと一緒に学校生活できるよう理解してほしい。」2008年11月4日のブログ。
どうぞ、読んでみて下さい。
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