アメリカはおもしろくなってきた
「命に危険及ぶ暑さ、最大警戒を」とYahooJapanのトップにあった。外で仕事をする人には国や自治体が熱中症指数幾つで屋外の仕事は見合わせるというガイドライン(条例でも)を作るべきだと思う。
先週、わたしの住んでいる辺りで38度になったとき、内陸部や一山越えた盆地地域では気温はもっと上った。そんな、ロス近郊でも毎夏最も暑くなる地区で郵便配達中の女性が亡くなったそうだ。華氏120度だったというから48度ぐらい。年齢は63歳と聞いた。こちらでは小型のジープのような車両を路上に止め、そのブロックを歩いて配達する。その人は車に戻って車内で亡くなっていたそうだ。なんとも気の毒な亡くなり方だ。
異常高温、異常低温、ブリザード、トルネード発生など、極端な自然状況での屋外業務を見合わせる仕組みがあってしかるべき。
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さてさて、先日からアメリカはビッグニュースが入り、各テレビ局も市民も大騒ぎだ。ニュース専門局が多いので、こういう時はどの局がどう報道しているか次々回して楽しむ。トランプ大統領のおかげで(せいでと言うべきか)、今や庶民の趣味は政治になった。(笑)
これは日本でも報道されていたが、ロバート・メラー特別検察官が民主党の大統領選に関わった人やボランティアのメールをハックしたロシア情報部員12人を起訴。これだけなら、「うーんやっぱりね」だが、もちろんこれだけで終わるとは誰も思っていない。よってこれからが楽しみ。
トランプ大統領がヨーロッパに発ったあとだったから、彼のいつものはったり癖の言動もさらに深く動機を捜す。これがもうケッサクで。
まずブルッセルでNATOの理事長に、今やドイツはロシアの捕虜になっている、ドイツのエネルギー源の60%から70%はロシアから買っているというのが理由。それは正しくない数字で、エネルギーのうち外国から調達している割合がその数字。ロシア、オランダ、ノルウェーから買っている。
この発言に対して、アンジェラ・メルケル首相は、「ドイツは自分でポリシーを決め、自分で決断出来る」と言った。大きなお世話と言わんばかり。わたしはこのメルケル首相が大好き。(笑)
それからイギリス入りしたトランプ大統領、イギリスの新聞Sun紙のインタビューを受けた。報道官のハッカビー・サンダース女史も同席したそうだが、大統領は言いたい放題。イギリスの首相テレサ・メイを「ブレキストのやり方がまずかった、方法を教えたが彼女は聞こうとしなかった。自分のやり方をしたんだ」
とんな方法をアドバイスしたのかと聞かれたが無視。
先日辞職した外相のボリス・ジョンソンのことは、「偉大な男だ。才能がある。どっちにつくっていうんじゃないが、彼は良い首相になるだろうね。」
「EUからヤワな離脱をすると、アメリカとは貿易できなくなるかもだ。」
自分が大統領に就任してからアメリカのGDPは2倍3倍になったと大ホラを。「ヨーロッパは昔のヨーロッパじゃない、悲しいね、カルチャーをなくしてしまうね。」
日本でもネットニュースに出ていたが、イギリスでは反トランプのデモが起きた。ブリンプ(気球)専門のアーティストがいるに違いない、デザインが見事なトランプベイビーや、イギリス人のプラカードは独特のユーモアがあって可笑しい。
上の画像は、トランプ大統領が空路スコットランドに向かうとき、上空から見えるように作物を刈ったもの。文字は上の段がロシア語で、Fuck、下の段がTrump。週末はスコットランドの所有コースでゴルフをして過ごす計画だったが、エジンバラの街とゴルフコースの外で反トランプのデモンストレーション。
ブーや野次がとんでさすがのトランプ大統領もゴルフしにくそうだった。
上、ブーイングする人達に手を振ってコースに去る大統領。月曜日はヘルシンキでプーチン大統領と会談予定。
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