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再び同じ間違いを犯したUSGA/シネコックヒルズ三日目

どのホールが特にアンフェアだったか検証するために、今再放送を見ているが、全部見てからでは昨日のように次のラウンドが始まってしまうので、検証は未完成ながら書いておきます。

(タイガーの予選落ちはそういうわけで書く時間がなくなってしまったが、それはまた後日)

木曜日午後スタート組はババくじを引いた。風が強く、グリーンはデコボコでパットは入りにくかった。しかし、水曜日の雨でグリーンはまだボールが止まり、解説者達やプレーヤー達が言い張るように、タフだがフェアなコースだったと言ってもいいと思う。

土曜日は木曜日と同様の風が吹くとUSGAは知っていたという。これ以上は推測であるが、金曜日の午後穏やかな天候になってアンダーパーが続出したので(ざっと数えて14人)、土曜日はタフにしようと水をやらなかったのか、もしそうであればあんな「愚かな」ピンポジションにすべきではなかったというのが、多くのプレヤー達の感想だった。

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ミケルソンの13番グリーンでの驚愕の行動は、上述のUSGAの行き過ぎのコースセットアップとは関係なくわたしは語りたい。引き起こした要因は、エッジに近いピンポジションで、上からのパットはカップに入らない限りグリーン下に落ちてしまうことがわかっている状況からとは言えだ。

ミケルソンはファーストパットのあと、下っていくボールを追いかけ、止まらないうちにカップに向かって打った。要するにパットしたわけだ。これをマークして、アンドリュー・ジョンストンのパットを待ち、何事もなかったのかのようにプレーを続けた。(ちなみにわたしは最初何が起こっているか分からなかった。テレビが古いビデオを流したのかと思ったぐらいだ。)

仰天したであろうUSGAは速攻でルールオフィシャルが協議し、全員一致で「2打罰」とする裁定にした。適用は、「動いているボールを打った」違反。問題はミケルソンにこの行動の意図を聞かずに裁定したことだと感じる。

ラウンド直後に解説していたカーティス・ストレンジが外に出ていき、ミケルソンにインタビューした。彼の答えを聞いて、多くのゴルフファンがさらに仰天した。TVブースにいた解説者達や元USGA委員長のデビッド・フェイも同様。

解説のポール・エイジンガーも、多くのゴルフファンも、ミケルソンの堪忍袋の緒が切れて、想像出来ないような行動に出てしまったのだろうと、許されない行動にしてもいくばくかの同情で推測した。

ところが、ミケルソンは、「2打罰と言われたので受け入れた。」「ルールを知っているからだ。」「今までこれをやりたいと思ったことが何度もある。今日ついにやったんだ。」

「ボールが右バンカーの下、同じところに転がることは分かっていた。ショットがないのは知っていたからね。」

つまり、2打罰になるのは承知で、ついさっき打ったバンカー下からのチップを再び打つ事態を回避するために、止まっていないボールを打ったという。

見た直後は、「これは2打罰だ。1999年のパインハーストでジョン・デイリーも同じことをやった。」と言っていたデビッド・フェイが、ミケルソンのコメントを聞いて、「彼はDQに値する違反をしたことを自ら言った。」と暗い声で言っていた。


当然ながら、ゴルフ界から一般ゴルフファンから喧々囂々の論議が起こった。

マジョリティーのゴルフジャーナリストやプレーヤー達が避難する論点は、①ミケルソンは故意にルールを破ったものであり、ルールをプレーヤーのアドバーンテージに使うという意味とは違う。②これが2打罰ですむなら、例えばオーガスタの13番や15番でパットしたボールが池に転がり落ちるまえに駆け寄って止めることが許されるのか?③スコアでは止まっていないボールを打った違反の2打罰加算になったとしても、ゴルフの品格はどうなる。

わたしも以上の見方に同感だ。ミケルソンへ課せられる罰が、2打罰であろうが、DQであろうが、そんな問題ではないとわたしは考える。ゴルフはレフリーがいない、自分に罰打を課すユニークなスポーツではなかったのか?それをやっちゃあオシマイの線をはるかに超えたとわたしは思う。

間違えてはならないのは、彼の行動を、「USGAのセッティングへのプロテストだ」と弁護する見方や、「ついに切れてやってしまったミケルソンの人間味の表れ」と曲げて好意的に考える見方。

土曜日48歳の誕生日、堂々たるキャリアを持つミケルソンが、こんなことで傷つけるのは実に残念だ。

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ミケルソンの行動とそのあとの騒ぎで、しばらくゴルフに集中出来なかったが、松山の毎ショット、毎パットを映すゴルフネットワークを見ていて、にぶいわたしも次第にコースの異常さに気づいていった。チップショットが戻ってしまうのみならず、パットしたボールまで戻ってしまう。プレーヤーの能力やマネージメントを超えて、コースがコントロール不能になっているのでは?

松山がバック9の半ばをプレーしている頃、最終組がフロント9の最初のほうをプレーしていた。タイのアフィーバーンラットとスネディカーがプレーした時とはグリーンの色が違っている。ダニエル・バーガーとトニー・フィナウは+7からのスタートだったが、彼らがコンディションが酷くなるぎりぎりにホールアウトした最後ぐらいじゃなかろうか。

66、トータル+3にして、優勝にチャンスがある数字にしたと思ったろうが、まさか最終日最終組なるとは想像もしなかったに違いない。テレビを見ていてどう思ったか聞いてみたい。(笑)


ミケルソンがDQにならなかったので(笑)、アンドリュー・ジョンストンは最終日一人でプレー。

松山はジミー・ウォーカーと9:27(日本時間夜10:27)。ステンソン+5とローズ+4が2:02pm。首位タイグループ、+3のダスティン・ジョンソンとケープカが2:13pm。ダニエル・バーガーとトニー・フィナウが2:24pm。

上位3組はライダーカップのティームメート同士ですね。ニューヨークのスポーツファンはタフだと二言目には言うが、タフと無礼とは同義ではないと思う。品もこけらもないヤジが多くて、うんざりする。タイガーも調子が悪かったから相当やられたらしい。野球でもものすごいそうだ。ほんと、ゴルフ以外でやってほしい。


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