だからやっちゃダメなんだ
アメリカPGAツァーはトラベラーズチャンピョンシップが始まり、全米オープンのミケルソン騒動も静まったかに思える。水曜日にミケルソンが謝罪のステートメントを出したことで、それに対する新たな反応はあったが、ゴルフライターやスポーツライターはすでに言いたいことは言った感がある。
謝罪を扱った記事には一般読者のコメントがつく。それは今日になってもまだ続く。それらを読んで、ミケルソンの暴挙を初めて見たときと同じ危惧を持った。
ゴルフはしないがメジャーは中継を見る人、ゴルフをするがルール尊重の気持ちがないお遊びゴルファー、ゴルフは見るがよく知らない人、これらの人達にミケルソンの行為を肯定する人が多いと感じた。彼らの理屈の代表的なものは、「ルールを利用しただけだ」「ルールは犯したが2打罰うけたんだから何が悪い?」
これが、わたしの危惧するところだった。テレビでミケルソンのような人気プレーヤーがやると、「ああいうことやってもいいんだ」になる。「俺もよくやるけど、ミケルソンもやるんだね」そして、「そんなに目くじら立てることないじゃないか」となる。
プロゴルファーが自分に怒って罵り言葉を吐いたり、クラブを地面に叩きつけたりすると、アナウンサーや解説者は、「子供も見ているのだ。ああいうことをやるべきじゃなかった。」「プレーヤーに代わってお詫びします」というのが常套句だが、ミケルソンの行動こそ、最も見せてはいけないことではなかったか?
ミケルソンの愚行が最悪だったのは、そのままプレーを続けたことだ。自分から故意にルール破りをし、そのラウンドを成立させてしまった。言い換えれば、それが通る既成事実を作ってしまった。
だからして欲しくなった。
ミケルソンの謝罪ステートメント。これを主要メディアに送ったもよう。彼はツィッターやフェースブックをやらない。
“I know this should've come sooner, but it's taken me a few days to calm down," Mickelson said in a statement. "My anger and frustration got the best of me last weekend. I'm embarrassed and disappointed by my actions. It was clearly not my finest moment and I'm sorry."
そして、今週のトラベラーズチャンピョンシップで、ミケルソンの行為に関して聞かれたジョーダン・スピースとローリー・マックロイの答えは、わたしを落胆させるもので、ここに紹介して訳する気力もない。
*
Hacker’s paradise
これからは我々ハッカーも、パットが大オーバーするときは走って止め、チップショットがバンカーに転がり落ちそうなときは駆け寄ってボールを止め、ひどいライのときは蹴っとばしてフェアウェイに出し、何をやってもどうせ2打罰。イエイ!
ではまたロスから更新します。
*
« 藍ちゃん、結婚!! | トップページ | あじさい展の羽田空港 »
「ゴルフ」カテゴリの記事
- もう最悪!(2018.12.27)
- 新先生レッスン3回目(2018.12.14)
- 新先生レッスン2回目(2018.12.07)
- 手遅れになる前に/新先生レッスン1回目(2018.12.04)
- 路線変更しなくちゃ(2018.10.24)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント