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2018年全米オープン余話/ミケルソン

最終日が終わったあと、今年の全米オープンで何が記憶に残ると思うかとツイッターで問うた人がいて(アメリカ・・ツイッターではもちろん全世界のゴルフファンがツィートするのでアメリカと書くのはおかしいが、日本ではないという意味でアメリカにしておきます)、ミケルソンの13番グリーンの違法行為と答えた人が多かった。見ていた人のかなりには、史上稀な2年連続USオープン制覇よりインパクトがあったのだ。

日本のYahooニュース欄にミケルソンの前代未聞の行為が報道された時、あんな難しいコースにするからだ、あれはUSGAに抗議したんだと肯定的な意見が、非難する意見よりどちらかというと多かったのには苦笑した。まあ、コメントする人の中でゴルフしない人のほうも多いだろうし、何たって書き放題のヤフコメだから・・ま、そんなもんだろうという苦笑。

いつも愛読しているブログの筆者がどう書くか、わたしは楽しみに待っていた。(笑)火曜日になって出ました!

ミケルソンのルール無視プレーをどう見るかが、その人のゴルフへの向き合い方と人格が出ると思うからだ。許可なく紹介してすみませんが、ポジティブな理由なのでお許しを。プロのイラストレーター、長年ゴルフ記事にイラストを描いておられる、大叩き男氏。 と、「ゆくさきはボールに聞いてくれ」筆者のヨコハマダイオー氏

読者自らお読みくださるように。わたしには、期待にたがわぬ受け取り方をしておられて嬉しい。(笑)

二日前にわたしがミケルソンの行動を書いたとき、言葉が足りなかった、あるいは表現力がなくて伝わらなかったかも知れないが、わたしの意見は、ミケルソンは「ルールを悪用」したのではなく、最初に「ルールを破った」のだ。

あれは、パットしたボールがグリーン下に戻って、そこから何打かかるか分からない状況より打数を少なくあがるため、まだ動いているボールを打った。(事後の本人の説明)

「ルールを利口に利用した」説の人に聞くが、むごいライに自分のボールがあって、良いライならグリーンオン出来ると思うとき、あなたはクラブの先でボールを動かす「ちょこちょこ」をやるだろうか?(それをやる、オッサン、ジーサンを日米で何人も見たけど、少なくとも競技じゃあやらないでしょ?)

ミケルソンの行為はルールを自分に有利になるよう利用したプレーではなく、最初からルールを破って、「2罰打?いいっすよ」と開き直った行為だ。根本から違う。

こういう説もある。今年と来年が最後の全米オープン制覇のチャンスと臨んだミケルソンが、厳しいコースセッティングにとうとう切れて、自分を見失ってやった行動。やる時は2罰打になるのを知っていた。

事後にこれほど大騒ぎになるとは思わず、自分が切れてあんな行為をしたと告白するのはプライドが許さなかったので、2罰打にしたほうが時間も打数も節約できるから故意にやった案をでっちあげた・・という説。

ベテランのPGAツアー現役キャディーがこの説を言っていた(この全米オープンでは仕事していなかった)。

この説は幾ばくか信じられるものがある。スコアを提出して出て来た直後のインタビューで(カーティス・ストレンジと)、ミケルソンは相当にナーバスだった。「2罰打を言われたので、受け入れた」と繰り返した。彼は頭が良く、常に計算して物を喋って饒舌だ。この言葉数の少なさにナーバスさが出ていたと思う。その後大勢のリポーターに囲まれて話している時は、いつものミケルソンだった。レポーター達の笑いを誘いながら話の主導権を取っていく。

この説を信じるとすると、わたしは口は災いの元と思った。頭に血が上ってやってしまった。今は後悔してると言えば、笑いの種にされるだけですんだかも知れない。

もう一つ、これも書かないと公平ではないと思う。ミケルソンは土曜日夕方、帰宅してUSGA委員長のマイク・デービスに電話し、「(そのほうが良いなら)喜んで最終日は棄権するが」と申し出たが、デービスはその必要はないと答えたそうだ。最終日のラウンド後は、メディアのインタビューに答えず、30分間サインしてコースを去ったそうだ。

日本のゴルフチャンネルのスタジオからのポストゲームショーをYouTubeで見た。このミケルソンのルール違反による騒動を、アナウンサーは「マスターズの処置をめぐって、タイガーにも何か同じようなことがありましたよね?かなりの人たちが自分から棄権すべきと言って・・」

現地のレックス何とか氏「うーーーーん、なんとも言えないとこなんですけど。」

これは怒り心頭だった。まず、アナウンサー、タイガーの事を引き合いにだすなら、その全容を紹介すべき。何か同じようなことが、などという曖昧な言い方をするような記憶なら話題に出すな。

レックス何とか氏も、なんとも言えないと誤魔化すのは詳しい知識がないからでしょ?専門であるから聞かれているのに、そんな答えはそもそも恥ずかしい。

これは2013年マスターズ金曜日、13番ホールでタイガーの第3打がフラッグに当たって、手前のクリークに落ちた。ドロップするときに、最初に打った地点の出来るだけ近くにドロップしなかればならないのに、2ヤード後ろにドロップした。「ハザード」と「ウォーターハザード」のルールの勘違い、無知によるもの。

これをテレビで見ていた、元PGAツァーやUSGAでトーナメントフォシャルをしていた人がきづき、マスターズにPGAツアーから派遣されて仕事しているオフィシャルに連絡した。言わずもがな、間違ったスコアのままサインして提出してしまうと失格になるからです。

オフィシャルもその日の仕事が終わって帰宅する途中だったが、マスターズトーナメントディレクターのリドリーに連絡。しかし、タイガーがドロップした地点と、オリジナルに打った地点は大して離れていなかったと判断して、タイガーに聞いてみるまでもないことと結論した。

つまり、大会側は、ルール違反があるか検討したうえ、無いと判断した。

ところが、タイガーはラウンド後のESPNからのインタビューで、オリジナルの場所より2ヤード後ろにドロップしたと答えていた。(ルールを知らなかったからゆえの間違いとみるのが普通でしょう)

このインタビューを見た人たちがインターネット上で大騒ぎしだした。これを中継局のアナウンサー、ジム・ナンツがリドリー氏に知らせ、大会側はインタビューのビデオを見て、ルール違反があったことを認識した。

ここで、オフィシャル側にルール違反の可能性があると連絡があったにもかかわらず、無いと判断し
ということで、タイガーを失格にせず、日曜日朝に2罰打にしてサインしなおさせた。というのが事実。

これとて、論議はあろう。しかし、ミケルソンの故意のルール違反とは全く違う問題だ。

アナウンサーもコメンテーターも、今時知らないことはネットであっという間に調べられる。「何か同じようなことがありましたよねー」とは何という言い草だろう!(怒)

フラッグに当てたシーン



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