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全英オープン終了/運命は決まっていた・・?

ジェットラグも治っていないのに、第2ラウンドは14時間中継のうち10時間は見たと思う。(笑) 松山がラウンド後に「しんどかった」と言ったそうだが、見るほうもしんどかった。体調の話ではなく、メンタルが疲れた。しかし、あれがリンクスコースの醍醐味であって、わたしは悪天候がたった1日で終わって残念無念である。まず松山の話、1日目に見ている間だけでもメーカブルパット(のように見えた)を3つとも外していた。ラインの読み間違いかストロークが今イチなのか不明なれど、ああ今週はたぶん無いなと感じた。

いっぽうジョーダン・スピースが1日目にガムをくちゃくちゃ噛んでいるのを見て、むっとすると共に、「これは今週勝つ気でいるんだな」と思った。日本のネットニュースでは、ゲンをかついでガムを噛んでいたのだという説明があったが、本人がどう言おうと、ガムを噛むのは往年のプレーヤー達がタバコをふかしたように、ナーバスになっている神経を抑えるためと思ったから。

それから2日目と思ったが、彼のアイアンショットの精度と、彼の顔つきを見て、スピースが優勝するなと思った。いや、ほんとですよ。それでわたしは3日目から見る意欲が半減して、あんまり見なかった。(笑) スポーツは結末がどうなるかわからないから楽しいのであって、途中経過はどうあれ、結果が見えているのはつまらない。(タイガーは勝つのがわかる週でも楽しかったが)

松山は無理と思ったが、それでもトップ5に入る、あるいは2位3位になるのは大切だから、悪天候の金曜日に何とかイーブンパーで上がってほしかった。

最終日の解説で、松山がグリーンにショートした時、ジョニー・ミラーが「松山はパンチショットの打ち方をお覚えないとね。彼は高い球ばかり打つだろう。」と言っていた。本人もそう思ったことだろう。(笑)

さらにスピースの優勝を確信したのは、3日目の最終ホール。スピースの第2打はピンハイ右、エッジじゃなかったか?マット・クーチャーのボールよりはるかに遠かった。距離でいうと5倍はあったのじゃあ?わたしはスピースが半々の確率で外し、クーチャーはまあ入れてバーディにするだろうと思った。ところが反対だった。スピースは先に入れて、11アンダーにし、クーチャーは外して8アンダー。

失礼ながら、クーチャーでは2打差でも3打差でも一騎打ちになればスピースに勝てないことに変わりはないだろうと思った。スピースのメンタルの強さは別レベルだと思うから。

今朝は寝坊して目が覚めたとき、ちょうどスピースが13番をボギーセーブした直後だった。

さきほど、DVRを早送りしながら松山のスタートから見たが、最終組の13番は実にけったいなホールになった。まず、優勝するようなプレーヤーが、素人のブーメランスライスのような球を打って、何だあれは。

アンプレーヤブルを宣言した3打目を打つまでに、あの土手の途中の自分のボール地点までいってから17分かかった。ティーショットを打ってからで25分。

打った後、あの急斜面を走りのぼり(23歳ですから)、4打目もさっさと打った点は良かった。可哀相なのはクーチャー。

フェアウェイからの2打目はスピースが時間をとる前に打ったが、夕刻だから長々と待つ間、体も冷えたろう。バーディパットはショート。スピースはボギーセーブパットを入れた。ここらから、クーチャーはもう気力が尽きかけたような顔だった。

14番はクーチャーはグリーンに乗ったもののあまりショットは良くなかった。スピースはもう少しでカップインしそうなラインで打つ。もう気の毒でクーチャーを見ていられない。案の定、スピースはそこからこれでもかとバーディ、イーグル、バーディ、バーディ。瀕死の兵士をハンマーでぶちのめすがごとくだ。(あぁ)

イージーゴーイング、いつもにこにこのマット・クーチャーだが、負けたあと、どんな思いだったろう。

人情もへったくれもないのが勝負の世界だけれども、安定したゴルフ力で長年プレーしてきたクーチャーに、下り坂になる前にメジャーを勝たせたいと思った。イアン・ポールターも同じ思いがあったが、こちらのほうは途中でへたってしまったので仕方がない。

わたしが腹を立ててもしょうがないが、マックロイのだらしなさはうんざりする。初日最初の6ホールでボギー5つ、キャディーのJPに罵られてバック9は奮起したが、そのあとも、良いプレーをしては間抜けなプレーをするの繰り返しで、いつまでも若いと思うなと言いたくなる。

スピース23歳、3位に入ってきた中国のハオトン・リーは21歳、松山25歳。ジョン・ラームやマシュー・フィッツパトリックも経験を積んでどんどん上手くなっていくだろう。

生来の才能は誰よりもあると、みながいうマックロイ。わたしはリビエラのLAオープンやシャーウッドCCで開催していた頃のワールドチャレンジを毎年のように見に行ったが、数々のプレーヤー達の中、ショットでうなったのはタイガーとマックロイだけだ。

リーダーボード

ということで、メジャー3つ目も終わってしまった。残るはPGAチャンピョンシップ。松山がメジャーに勝つのは時間の問題と、ゴルフ界、プレーヤー達、解説者達もいうが、そろそろ、ベストに仕上げて勝つのを見たい。


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プロツァー」カテゴリの記事

コメント

メリーさん
ロスに戻られたんですね。全英オープンの所感レポート、素晴らしいです。
ジョニー・ミラーが「松山はパンチショットの打ち方をお覚えないとね。彼は高い球ばかり打つだろう。」と言っていた部分、そうなんですね。英語の中継が聴き取れるのは羨ましいです。
それと、「瀕死の兵士をハンマーでぶちのめすがごとくだ。(あぁ)」はスゴイ!メル・ギブソンの映画「ブレイブ・ハート」のスコットランドの凄惨な戦闘シーンを思い出しました(笑)
お疲れ様でした~

>Mickeyさん

来年は6月にロスに戻らねばと思っています。
今回日本を発つ前は、熱中症にならないかと戦々恐々の2週間でした。(笑)
メジャーは日本も放送権をかなり払っているのでしょうから、日本のプレーヤーも日本放送用に映ると思うのですが、アメリカでは良いゴルフをしないと松山といえどあまり映してくれません。
バーディをとったホールも映らなかった時はちょっと悲しかったです。
ジョニー・ミラーは見たまま、感じたままを口に出すので有名で、アメリカの解説者ではわたしは最高だと思っています。

メリーさん
日本の夏ゴルフは年々危険になっていると思います。検索すると日本では年間200名前後がゴルフ場で急死しているそうで、その8割は心筋梗塞だそうです。ゴルフ場での熱中症は、キャディを含めて頻繁にありますが、死には至らないだろうと思っていたところ、お医者さんの記事に「特に夏場は、熱中症による脱水症状が血栓傾向を助長する。熱中症それ自体も突然死リスクであり、無理をしてラウンドすると死ぬ危険性があることを覚えておいてほしい。」とのこと。気を付けます…

最終日の松山は、日本のTV中継ではスタートホールから最終ホールまで、全ショット、パットを中継していましたよ。青木・丸山プロも出過ぎでしたし…戸張氏の解説よりジョニー・ミラーの解説が聴けるのが、本当に羨ましいですが、イイトコ取りはなかなか出来ませんね。英語のゴルフ中継、NHKのBSでも二か国語放送しているので、切り替えれば英語の解説が聞けるわけですが、聞いていても何を話しているのか分かりません…。「聴き取れる」レベルになるには、どうしたら良いでしょうか?英会話の勉強、慣れること、でしょうが、何か、手っ取り早い方法(笑)があれば、是非ご教示下さいませ。(暇で長文になり失礼しました。)

>Mickeyさん

20数年もロスに住んでいるので、わたしが英語に堪能と思う人が多くて困惑します。
文法も発音も悪いので、知らない人と会話するのはいまだに苦労します。
聴くほうも、テレビブースで複数の解説者とアナウンサーがかぶって話したりすると、DVRで何回か聴いても難しいときがあります。
聴くのは、ただただ慣れだと思いますので、英語の中継で見たり、映画を字幕を読まないようにして観たりでしょうか。細かいことは気にせず、聴いて勝手に解釈していても、そんなに事実と違わないものです。(笑)

アメリカに来た頃はほとんど英語が出来なかったのですが、趣味がゴルフで良かったと思いました。
アメリカ人と回っても、ラウンド中に大した英語力がいるわけじゃないし、ゴルフで使う言葉も限られていますし。

メリーさん
そうですか??私もメリーさんの英語力はもうネイティブ並かと思っていました。
英語を聴くには、やはり「ただただ慣れ」なんでしょうが、語学力はセンスもあるのではないかと未だに思っています。私は全くセンスがないので、読み書きは多少は出来ても、聞く話すは本当に能無しで、加齢と共に語彙力も衰え、2年前のスコットランド旅行ではレンタカーを借りる手続きでも大変苦労しました。ラウンド中のキャディとのやり取りは、最低限、なんとかなりましたが、キャディ同士の会話は全く聞き取れませんでした。それ何語?英語しゃべってるの?のレベルで、ちょっと寂しくなりました(笑)

>Mickeyさん

これは私見ですが、正しい英語を読み書き、喋るようになるにはやはりアメリカで学校に行かないと難しいと思います。日本にいる時から外国語学科を出た人は違うかも知れませんが。
うちの娘二人がバイリンガルと言っていいと思いますが、ネイティブ並みにとなると、??と思います。下の娘は日本語の読み書きがかなり怪しいレベルです(笑)。
上の娘は滞米年数は短かったですが、大学で寮に入っていたし、専攻からいって、英語も日本語も両方不自由はないと思います。

スコットラウンド人の英語は非常に聞き取りにくいです。イギリスは小さい国なのに、地方により訛りも言葉もかなり違うと思います。
その地方の人同士の会話は外国人だと聞き取れないのが普通じゃないでしょうか?(笑)
プロゴルファーも世界各地でプレーするので、マイクを向けられると気をつけて(?)話していると推測しますが、リー・ウェストウッドやダニー・ウィレットの英語も独特の訛りがありますし、南アフリカのアーニー・エルスなども長いこと聴き取りにくかったです。

メリーさん
スコットランド人の訛りですね。きついですね。若い人は、こちらが英語が不得手だと分かると標準的な発音、アクセントでゆっくり話してくれるような人もいますが、年配の人は…難しいですね。日本の地方と同じでしょうか。

話が矛盾するようですが、メリーさんの最後の1行にある「南アフリカのアーニー・エルス」ですね、私、昔ですが、少し話したことがあるんですよ。(驚!)ですね。あるエキシビションを観に行った時、彼が最終Par5の長~いイーグルパットを見事に入れたんですが、その後、ロッカールームの近くに偶然一人でいたアーニー・エルスに思い切って、「あの長いイーグル・パット入ると思った?」とカタコトで聞いてみたら、「どんなパットもいつも入れようと思って打ってるんだ。」と真面目な顔で言っていました。これくらいは聞き取れました(笑)私の英語の全盛期だったでしょうか。ちょっと自慢、すいません…。

>Mickeyさん

初対面の外国人にそれだけ聞けたら立派です。想像するに、お仕事やバケーションでたくさん外国に行かれていたのでしょうね。
リビエラCCのLAオープンで何度も見ました。ほんとに大きい人ですよね。
タイガーの絶頂期にぶつかって、一番「損失」を受けたプレーヤーだと思います。
息子さんがかなりきつい自閉症で、自閉症児を受け入れる学校がないので資金を集め、とうとう自分で設立しました。
ファンというだけではなく、尊敬するゴルファーです。

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