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4打罰と罰打なし

ヨーロッパツァーのアイリッシュオープンはどのぐらいの人が見たのだろう。やはりインターネット中継のみだから、テレビより少なかったろうと思う。土曜日の前半は画面に視聴者数34,000余あった。

最終日、優勝したジョン・ラームにボールを元の場所にリプレースしなかったのではないかという疑問が出た。埋め込みのビデオが見つからなかったので、ゴルフチャンネルのサイトのページを入れておきます。MondayScramble

ビデオを見ると一目瞭然と思うが、ラームは同組のダニエル・イムのために自分のボールマークを横に動かす。ボールをマークする際、ボールの真後ろではなく、横にマークした。イムがパットを終わって、ラームがボールを元の位置に戻す時に、ボールマークの横にボールをリプレースすべきところを、ボールの前にリプレースした。

これが6番グリーンで、次のホールへ歩いていくラームにルールオフィシャルが説明、質問に行った。この時、ラームは自分は元の位置に戻したつもりだった、位置がずれているとは認識してなかったと説明したわけです。

ここからが肝心な話。R&AとUSGAは4月にルール裁定に新しい2つを入れた。『(裁定には)ビデオに頼ることを減らし、よりプレーヤーの誠意(integrity)に依る。』 『プレーヤーが各状況において、正しい推測で判断したとみなされる場合は罰を課されない・・例え後刻別な手段(ビデオなど)で誤りが見つかったとしても。』

ということでラームは罰打なしになった。

これで誰しも思い出したのが、ANAインスピレーショナルでのレキシー・トンプソン。トンプソンのパットは30cmではなくもっとあったことを除くと、状況もプレーヤーが誤所にリプレースした点はまったく同じだった。

トンプソンは3日目の17番ホールでそれをやり、視聴者がメールで報告したのが翌日。よって、4打罰は最終日のバック9プレー途中に通告されるという酷さだった。

(わたしは何より、これに憤慨する。翌日になってしかも最終日のラウンド途中に告げたこと、2打罰ではなく4打罰にしたこと。ぷーっ)

罰打を告げたオフィシャルのおばさんは、極めて好かれないキャラクターとなり、若いレキシーに同情の悲鳴が上がった。ま、それはともかく、これが問題と考えたから、R&AとUSGAが、新しい裁定をルールに入れたわけだ。

しかも早かった。ANAインスピレーショナルの最終日は4月2日。新しい裁定をルールに入れたのが同じ月。ほとんどあわてて決めたかのようだ。

たった3ヶ月余の間に、片や4打罰をくらい、方や無罰って、いくら何でも飲み難い。

何かにつけてルールはルールだと、ルール遵守をとなえる人、組織があるが、ルールなんてしょせんは人の集まりがああだこうだと議論して決めたもの。不条理なもの、不要なものもあるという良い証拠だ。

たかが何ミリのことでこんなに厳しくしなくてもいいと言うつもりはない。PGAプロやヨーロッパツァープロはテレビで多くの人が見ているという意味でも、何事も慣習に流されず、ボールをマークするでも救済でドロップするでも注意を払ってしてもらいたいと思う。アマチュアがテレビで見て、「勉強」しているからだ。

私見。(かねて思っていたこと)

レキシー・トンプソンとジョン・ラームの裁定から。ノンシャランとボールの横やら斜め後ろにボールマークを置くプレーヤーをLPGAで多く見る。(日本の女子ツァーでも感じる)ボールの真後ろにマークしてもらいたいと思う。

ジョン・ラームのボールマークは大きすぎ!あれはカジノのチップだろうと思うが、大きすぎるボールマークは、素人がお気楽ゴルフをしていてもうっとおしく見苦しい。

タイガーを見よ。カップから遠いときはクオーター(25セント玉)、カップに近いときは他のプレーヤーがパットする時、目障りにならないよう小さなダイム(10セント玉)をボールマークに使っていると言っていた。

今週は全米女子オープン。これもまたいろいろ話題が多く、後日余裕があったら書きます。


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