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全米オープン開催コース考

全米オープン開催コースについては色々な意見があり、2002年が初めて本当の意味のパブリックコース(ニューヨーク郡営)であるベスページブラックコースに決まったときは一般ゴルファーもメディアも歓待した。

例えば全米オープンを何度も開催しているパインハーストは誰でもプレー出来るという意味ではパブリックコースだが、プレーフィーも高いリゾートコースであり、地域の住民が日常レベルでゴルフするというコースではない。(そういう意味の地域のコースは日本にはないですね)

そうしてベスページブラックコースの全米オープンの成功で、他のパブリックコースや新しいコースでの開催の気運が高まったのだと思う。

今週は連日ロースコアが出るエリンヒルズに、全米コースオープンを伝統的に開催された数コースで、全英オープンのようにローテーションを組んでやったほうがいいという意見も出てきた。

コースが、コース設定が容易すぎて全米オープンらしくなかったと批判が出たのは2回。

一つは2011年のコングレッショナル、マックロイが優勝、16アンダー。2位がジェイソン・デイの8アンダー。7574ヤード/パー71。1997年同コースでの全米オープンはアーニー・エルスが4アンダー、1打差で勝っている。

2011年のコングレッショナルは開催前に雨が多く、コースが柔らかくなったというのがUSGAの説明だったが、その天気予報は前からわかっていたはずで弁解にならないという批判もあった。(笑)

1997年から14年も経ち、現代のプレーヤー達レベルの全米オープンコースにはならなかったという声も聞いた。

もう一つは今回のエリンヒルズ。風が難易度になる前提で造られたコースに風が大して吹かなかったというのも理由の一つだが、プレーヤー達の飛距離が伸び、フェアウェイのバンカーがプレーにかからない、リンクス風な造りでも(わたしはそうは思わないが)、リンクスコースのように走らないから、転がってバンカーに入ることがない。全米コース開催で最も長い距離だったが、それが難易度に繫がらなかった。

今年を除いた、過去10年の全米オープンの優勝スコアとコースのパー数を調べた。

2007年オークモント、アンジェル・カブレラ、+5(2位と1打差)、P70

2008年トーレパインズ、タイガー、-1(プレーオフ)、P71

2009年ベスページブラック、ルーカス・グローバー、-4(2打差)、P70

2010年パブルビーチ、マクドーウェル、イーブンパー(1打差)、P71

2011年コングレッショナル、マックロイ、-16(8打差)、P71

2012年オリンピッククラブ、ウェブ・シンプソン、+1(2打差)、P70

2013年メリオン、ジャスティン・ローズ、+2(2打差)、P70

2014年パインハースト、マーチン・カイマー、-9(8打差)、P70

2015年チャンバーズベイ、ジョーダン・スピース、-5(1打差)、P70

2016年オークモント、ダスティン・ジョンソン、-4(3打差)、P70

わたしはオークモントが好きだが、優勝しているのも錚々たる顔ぶれ。

1953年ベン・ホーガン(-5)、1973年ジョニー・ミラー(-5)、1983年ラリー・ネルソン(-4)、1994年アーニー・エルス(-5)、2007年カブレラ(+5)。なおホーガンの年はパー72、ミラーからエルスの年はパー71、カブレラとダスティン・ジョンソンの年はパー70の設定。

上記のリストをずらっと見ても、2011年のコングレッショナルを除き、昔から全米オープンが開催されてきたコースが善戦しているのが分かる。(笑)よって、決まったコースでローテーションを組んで開催すればという意見が出るのでしょうね。

エリン・ヒルズはユニークなコースであり、昔農地だったところを自然の地形を生かして、あまりよそから土を入れたり、けずったりせず造ったという、今の新しいコースにしてはめずらしいが全米オープン開催には「耐えなかった」というところか。開催はこれっきりだろうとみる人が多い。

向こう9年間の全米オープン開催コースには、伝統的に開催されてきたコース、全米オープンは初めてだが他のメジャーを開催したコースが並んでいる。

来年はシネコックヒルズ。2004年、ラティーフ・グーセンが勝ったときはおもしろかったー。USGAがコースのグリーンを硬く速く仕上げすぎと叩かれ、グリーンはその後2年間も茶色に変色して酷いことだったが、メジャーとしては見ものだった。何番ホールでしたっけ、タイガーもグリーン下から砲台グリーンにチップしてころころ戻ってきて。

Shinnecockhills_7hole_s

グリーンキーパーが試合途中で水を撒く。7番グリーンだそう。

Shinnecockhills_maru_tiger_s

丸山茂樹さんは、36ホールのリーダー。覚えていないが予選で同組だったのでしょうか。結局4位タイ、+4。アンダーパーは優勝のグーセンがー4、ほかに2位のフィル・ミケルソンがー2の二人のみ。

Shinnecockhills_goosen_s


これは最終日じゃないかと思うが、ラティーフ・グーセン。トーナメントティーマーカーが赤なのが可笑しい。

シネコックヒルズはアメリカで最初に造られたゴルフカントリークラブだそうで、オリジナルメンバー44人が$100ずつ出し合ったそうだ(ウィキピーディアによる)。1889から1890の$100ってどのぐらいの価値だったのでしょうね。

それはともかく、来年のシネコックヒルズは今のアスレチックゴルファーにどれほど踏ん張るか、楽しみです。


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