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稀にみる好勝負だったマスターズ

TBSはプレーオフになった分延長放送したので、優勝が決まると、ほとんど唐突にオーガスタからの中継をやめてしまい、表彰式やら記者会見をあちこちビデオで探してみるのに時間がかかってしまった。プレーオフが何ホールも決着がつかなかったらどうする気だったのか?途中でTBS・BSに引き継ぐとか、何らかのバックアッププランがほしいものですね。

こんなにハラハラドキドキしたマスターズは初めてじゃなかろうか。タイガーが優勝争いに入っていない年は、誰といって特別贔屓にはしなかったからそう感じるのかも知れない。

プレーヤーがプレッシャーでナーバスになっているかどうか、それがマイナスに影響しているかどうかは、土曜日のバック9、上がりの3ホールぐらいにはプレーに表れるというのは解説者のジョニー・ミラーがよく言うことだ。

昨日のガルシアが上がり3ホールで、右にプッシュしたショットが出て、中嶋さんも「肩が回っていない」と言っていたので、こりゃまたしてもメジャー初優勝は逃すかなと推測したが、最終日は1番ホールからショットが良く、落ち着いた表情に見えた。

バック9に入る前、もっと差を広げて・・・とテレビを見ているほうはお気楽なことを願う。(笑)

ガルシアはアドレナリンが出ているのだろう、飛距離も出ている。8番上りパー5で、大きなティーショットを打ちながらセカンドをグリーン右下に外し、そこからのアプローチをフェアウェイウッドを使った。これが大きすぎて、中嶋さんはショット(クラブ)のチョイスが間違っていたのではと何度も言っていた。

彼も名プレーヤーだっただけに、固執して話し続けますな。わたしも、あの状況ならチップしたほうが良かったのではという彼の意見に賛成だが、本人はどう考えていたのだろう・・・終わった後の記者会見でそんなことまで聞く記者は一人もいなかった・・・当然ながら。(笑)

そこでバーディパットを入れられなかったことが響いているのではないかと、中嶋さんは言い、実際そのホールでローズに追いつかれ、ガルシアは10番11番でボギーを叩いて2打後ろになってしまったが、優勝後の記者会見では、まだまだ自分が得意なホールはあるし、攻めていけるホールもあるので気にしてなかったと語っている。まあ、そうでなくちゃ、13番のパーセーブも、14番のバーディも15番のイーグルもなかったに違いない。もちろん、ローズもバーディパットを入れ、-9のタイスコアで上がり3ホールに入る。

マスターズのアーメンコーナーの怖さは、近年ロングヒッターが増えてきて、昔のように悲惨な逆転は少なくなったように思う。同スコアか僅差で上がり3ホールに差し掛かるほうが、よほど心臓に悪い。

そこで左池の16番パーのお出まし。12番も16番も、プレーヤーズチャンピョンシップのコースのアイランドグリーン17番も、プレッシャーがなければプロにとって大して難しいホールではないと言われる。

二人とも、大したボールストライカーですね。プレッシャー下で、ガルシアはピン上、ローズはピン下につける。ローズのバーディパットは7フィートだったそうだが、これを入れる。ガルシアのは5フィート余か、これは下りスライスラインで速く、タイガーも外したのを見た記憶がある。案の定、ガルシアはへなちょこストロークでかすりもしない。本人もあれはひどいパットだったと言っていた。

これでローズは1打先行。17番、18番はバーディホールじゃないから、もうローズの優勝は決まり、と早々宣言した人もいたが、そう筋書き通りにいかないのがゴルフのおもしろさ。(笑)

いつのまにか、ガルシアの応援に心が傾き、あと2ホールで追いつくのはどんなに大変か、ここまで来たのにやっぱりダメかと・・。あろうことか、ローズは17番でボギー。再びー9のタイスコア。これだけ心臓がぱくぱくしているのに、プレーオフは勘弁してくれと、わたしは思う。(笑)

18番、セカンド、ローズはグリーン右に打って傾斜でボールはピンへ転がる。ピンハイ右。ガルシアもピン上につける。この最終日のピンも、見るは易く、優勝争いをしている者にはタフだ。ピンハイの右から左から外すのを何年も目撃してきた。ローズはたった7フィートだったという。これを外す。ガルシアのパットは短くても上からで、しかも曲がるラインだから、入れるのは難しいと思ったが、またしてもガルシアは外す。

ザック・ジョンソンは、ガルシアは良いストロークをしたけどラインの読み間違いだったとツイッターで言っている。

かくして、わたしの恐れていたプレーオフになる。

メジャーの中でマスターズだけが、サドンデス。このタフなコースで4日間、良いゴルフをして勝ち残った者が、たった1ホールで勝敗が決まるとはあまりに酷いと思うが・・・。

とうとう、プレーオフホールでローズがティーショットを曲げた。3打目をピン右上につけるが、パーパットはカップの横をすり抜けた。

ガルシアはセカンドをピン上12フィートにつけ、2パットで勝てるわけだが、わたしは心の中で、今度は入れなさいよ、そうそう外してばかりいられないのよと叱咤激励。(爆)

マスターズに優勝する人は、なぜサンデー恒例のカップに上からのパットを入れて勝つのだろう。何回見たことか、タイガー、ザック・ジョンソン、フィル・ミケルソン。

Garcia_winningmoment


Garcia_winningmoment2


Garcia_throwingkiss


ギャラリーに投げキスをするのは、ヨーロッパプレーヤー達の習慣か。

Greenjacket


マスターズ優勝者は、メンタルの疲れからか、しばらく勝てなくなるのが伝統になりつつあるが、これからもガルシアの活躍を見たいもの。

Garciaolazabal_1999


1999年、ホゼ・マリア・オラザバルが優勝したとき、ガルシアは19歳でローアマを獲った。この年のPGAチャンピョンシップですね、木間のショットを打ったあと、走ってフェアエイに出、飛び上がってボールの行方を見たのは。可愛かった。

長くかかったと言えば、長くかかったが、その間、彼もメンタリティーが幼いところがあったし、特にアメリカのゴルフファンも彼を不当に扱ったことも多かった。いろいろなことを乗り越えて、この優勝があったのかも知れないとも感じる。

Seveballesteros_theopen


↑ヨーロッパプレーヤーたるもの、次のメジャーはこういきたいですね。日曜日、4月9日が生きていればセベの60歳の誕生日だそうだが、いかに若くして亡くなったか、残念な思いを新たにする。

リーダーボード

余談だが、ガルシアの初メジャーでこれだけ一喜一憂したのに、松山が優勝するときは、どれほど心臓が飛び跳ねるかと恐ろしくなった。(笑)

メジャーに勝つのは大変ですね。頑張れ。


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