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第41回ライダーカップ終了

初日と2日目は午前中5組のフォーサム(アルタネートショット)と午後のフォーボールが現地の朝7時半から夕暮れまで。テレビのライブ中継は10時間余にものぼり、わたしはロスの朝5時、中継開始前には目が覚めるという熱心さで(笑)、しかもマッチプレーは毎ホールが勝負で一度見始めると目が離せず、なかなかおもしろかった。

しかし、アメリカのゴルフファン、いやライダーカップを現地に見にいっているのは自分の国を応援するためでゴルフがわかっているスポーツファンのほうがはるかに少ないだろうが、それにしても今週は過激な応援と、ヨーロッパ選手に対する品のない野次やスイングのあいだ、パットのあいだに大声をあげるスポーツファンにあるまじき行為は、実にうんざりした。

今やヨーロッパ選手がパットを外したら拍手喝采するのは当たり前の現象。悪質なのは特定の選手を口で攻撃するもので、ことにローリー・マックロイやセルジオ・ガルシアが被害者。マイクには何を言っているかまでわかることは少なかったが(わたしの耳では)、ほかの選手でもパー3のティーショットを打った途端、「池に入れ!」と叫ぶ馬鹿がいた。これらの行為は批判され最終日は、アメリカPGAから来場者に注意が回ったという。守らない人は退場させると言って、実際出されたのは何人もいたとテレビが言っていた。一般のPGAの試合でも、ゲットインザホール!ユーアーダマン!バッバブーイー!と叫びまわるのがかならず数人いるが、ビールを飲んで大声を出す酔っ払いだ。

あまりに腹が立ち、いつもはライダーカップは中立ファンであるが、今年は断固としてヨーロッパを応援した。

今年の勝敗の行方は、まずヨーロッパチームではルーキーが6人もいたことに大きな原因があると思う。あの独特な雰囲気、轟音のような声援、メジャーどころではないプレッシャーだという。1番ホールのティーショットでは足が震えるそうだ。

しかしルーキーでもたまに活躍するのがいて、前回のカップでのフランス人ドゥビッセン。

今年はデンマークのトーマス・ピータースが強かった。初日の4サムは緊張で上の空のような表情だったが、午後のフォーボールから最終日のシングルマッチまで全てに出場。4勝1敗。ティーショットでたまに大ミスで池ポチャした以外、ほとんど悪いショットを打つことがない。ヨーロッパツァー随一のロングヒッター。本物の強さとは聞いていたが、これほどとは予想していなかった。将来が楽しみなプレーヤー。もう一人、ヨーロッパチームのルーキー、スペイン人ラファエル・カブレラ・ベロはチームマッチ2回とシングルで2勝1分の負けなし。ルーキーといっても32歳、ここ1年ぐらいで実力に自信がついてきたプレーヤー。

ライダーカップとなると、異常な強さを見せるプレーヤーがいるが、昔のコリン・モントゴメリーだそうだし、近年ではガルシアやイアン・ポルター。

アメリカではパトリック・リードがそんな存在になってきた。前回のライダーカップでも強かったが、今年はモンスター級。土曜日午後のフォーボールでは不調のジョーダン・スピースを支え、ポイントをあげたホールは全てリードのスコア。全身で叫びまわるのが小さい子のようで可笑しい。

最終日トップバッター、マックロイとのマッチは圧巻だった。パットを入れては入れ返す応酬、バック9にきてマックロイのエネルギー切れの感。マッチプレーの戦いとギャラリーとの戦いで、昨日で消耗しすぎたとわたしは見ている。

膝の故障でライダーカップまで休養していたヘンリック・スタンソン。数字上は2勝3敗だが、ほんとに強いプレーヤーですね。フィジカルに強い。彼は3年前だったかアメリカPGAでフェデックスプレーオフに勝ち同じ年にヨーロッパツァーのレースtoドバイに勝ったことがあるが、今年は全英オープンでメジャー覇者になりゴルフがピークだと感じる。

今まで見たライダーカップでベストのマッチと思ったのがフィル・ミケルソンとセルジオ・ガルシア。今年は調子が上がりそうになってはまた何かが崩れる繰り返しだったミケルソン。当てにならないティーショットでスタートしたチームプレーでも、日を追って調子をあげ、これだけパットを入れてくるのだから脱帽。

 

ライダーカップのスタンダードがどれだけ高いか。ボギーなしの63を出したガルシアが(たった)ハーフポイントだ、とヨーロッパチームがツイッターで言っている。16番でガルシアが追いついてオールスクエア、17番18番とバーディの応酬。特に最終ホール、ミケルソンのバーディパット、横から回って入って、マスターズ初優勝以来のジャンプ(笑)。ガルシアも入れたのは圧巻。

2008年にアメリカがライダーカップに勝ったとき、キャプテンのポール・エイジンガーが採用したという「ポッドシステム」をフィル・ミケルソンらの提唱で今回もそのやり方で進めたのも大きな勝因と言われている。

今世紀に入り、アメリカチームは2008年の一度しか勝っていないのだからたまには勝たないと興味も薄れようというもの。次の開催は2年後のパリ。

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コメント

欧州チームの応援・・・・
メリーさんらしいですね。
どこの国にも分からない奴はいますよ。
でも試合は面白かったですよ。
P.リードもそうですが欧州チームの若手にも
今後が楽しみな選手もいましたし。
ガルシアにいたっては、そのゴルフが何故メジャーで出来ない??
と、TVに向かって突っ込んでいましたよ(苦笑)
まあ 今回は米国チームに花を持たせたとういうことで・・・

BOSSさん

アメリカチームが採用したポッドシステムpod systemというのは、気が合うプレーヤー、ゴルフ内容のスタティスティックなどから12人のプレーヤーを4人一組の3グループに分け、本番ではそのグループ内のプレーヤー達のみで組ませるというものらしいです。
練習もすべてそのグループでやらせる。
それが優勝にかなり貢献したと見られています。

ガルシアはライダーカップではパットを入れる確率が全然違ってきますよね。ほんとにメジャー未勝利で終わらせるには惜しいプレーヤーです。

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