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プレジデンツ・カップが終わった

チームマッチプレーのシングルは逃げるところがない、自分一人の戦いで、結果はそのままチームの成績に反映するという、彼ら世界トップクラスのゴルファーには二重三重のプレッシャーじゃなかろうかと思う。しかし一人のプレーヤーにしてみれば、自分の責任を果たす以上のことは出来ないわけで、松山は偉かった!(笑)

シングルマッチの早い回ではUSチームがリードしている組が多く、最初にインターナショナルチームが勝ち点をあげるのが大切。それはアダム・スコットだった。

さすがスコット、昨日今日出てきたプレーヤーとはワケが違う(笑)。彼でなければ打てないというショットを打てるプレーヤーは、ツァーでも数人しかいないと思う。タイガーはその筆頭だが、スコットもその数少ない一人だとわたしは思っている。

ここ数週間は試合に出ず、短いパターの練習に費やしたと言っていたそうだ。その、試合に出ていないことを露呈した、初日のマッチだったが、スイング、ショットと日を追って良くなっていた。

最終日のシングルで、ついにパットも入りだした時は、現地のファン、テレビブース内も大喜びだった。これほどのプレーヤーが、パットだけで優勝を逸していてはあまりに酷い。今週良いとこなしのリッキー・ファウラーを6&5で圧勝。

*

インターナショナルチームのトップバッター、ウーストハイゼン。3日目までのマッチを見て、彼がパトリック・リードに勝つと多くが予想していたろうが、意外と苦戦していた。

スタート直前に雨が降りだし、寒くもあったろう。良いプレーをすればするほどゴルフはメンタルが疲れるものであるから、疲れも出てきていたのかも知れない。彼とブレンデン・グレースは全てのマッチに出ずっぱりだ。前日までと違いパットも入らない。

オールスクエアで来た16番パー4、ウーストハイゼンもリードもグリーン下。ウーストハイゼンのチップはショートしてピンへ7フィート近く。パーパット入れられず、1ダウン。

18番534ヤード、最終ホールへ。ウーストハイゼンはこのホールに勝ってハーブにしなければマッチに負ける。彼のプレーは圧巻だった。まず第一に時速30マイル近くのフォローの風が吹いていた。(風速約13メートル)

ウーストハイゼンの2打目はフェアウェイセンターからピンまで204Y。渾身スイング。打った直後の彼の顔を見て、思い通りのスイングしたなと思った。ピン右上へ11フィート!(3.3m)

解説のジョニー・ミラー、「これほど小さいターゲットに・・・」と誉める。

終わった後のインタビューで、「生涯で一番大きく打った7番アイアンだった。」とウーストハイゼン。パトリーック・リードは残り204Yからグリーンフロントエッジにランドするが、左土手下へ転がり落ちる。ピン下9フィートへチップ。

しかしウーストハイゼンは、3.3メートルのイーグルパットを入れてこのホールを獲る。マッチはハーブで、10対10。

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このあと、ダスティン・ジョンソンがダニー・リーを順当にthink破り、USA11対インターナショナル10。フィル・ミケルソンがシャール・シュワーツェルに勝ち、12対10へ。

ミケルソンはポイントでは下位だったが、キャプテンピックで選ばれた。ミケルソンという人は、成績がどれほど低迷していても試合に入るまでどうプレーするか予測がつかない。今週もまたそれが良い意味で証明された。(笑)

松山の対戦相手がJB・ホームズと知った時、実に嫌な気分になった。今週は大したゴルフもしていないから松山が勝てるとは思ったが、ホームズは爆発すると止らない人。それに、彼のプレーはわたしは見るのがたまらない。ただプレーペースが遅いだけではなく、神経症のような仕草を見ているのは辛い。

接戦だったが、ホームズがUPのホールが多かった。松山は最後までしぶといプレーをし、チャンスが来るまで待つ印象があってマッチプレーに向いているのじゃないか。

オールスクエアで来た16番426Y、松山は待望のバーディで1UP。しかし敵もさる者、17番193Yでホームズはピンへ3フィートへ打って楽々バーディ。ホームズはPGAツァーで10年もやっているプレーヤーだから、そう簡単には勝たせてくれない。

18番534Yへ。マッチプレーは最終ホールまで持ち込んでこそ、その醍醐味がある。松山のティーショット、あんまりボールが飛んでいったからか、打った後ちょっと行方を見ていた。JB・ホームズをオーバードライブしたとテレビブースでは笑っていたが、ジョニー・ミラー「アドレナリンだよ。」

ホームズはセカンド220Y、グリーン右下へ。松山もセカンドが届かずグリーン下へ。

このあとのホームズの20ヤード足らずのチップ。キャディーの持つタオルで手を拭き、ボールに行っては後ずさり、この何度も何度も、いつ打つかわからないパターンのないルーティーンを見ていると、はっきり言ってわたしは気が狂いそうになるのです。ジョニー・ミラー、「ナーバスになっているからだ。」とずばり言う。チップがピンへショートすると、すかさず、「ほら、ナーバスだったからだよ。」(爆)

これだからわたしはミラーが好きなのですが、プレーヤー達をはじめ、ゴルフファンも嫌う人が多い。松山は、4日間もプレーしていてそんなヘマを最後にやるような玉じゃない(爆)。ということで2フィートにチップし、見事1UPで勝ちました。

これでUSA12対インターナショナル11。松山の仕事は終わった。

このあと、タイのトンチャイ・ジェイディーがバッバ・ワトソンに10番ホールまで3ダウンで負けていたのに、ハーブにした。たいがい根性がありますね。今週の最高齢プレーヤー。

ここに来たのが間違いかという雰囲気だったオーストラリアのスティーブン・ボーディッチが、ジミー・ウォカーを破った。キャプテンのプライスは土曜日の2つのマッチにボーディッチをださなかったぐらいだが、その相手に負けたのだから、ウォーカーがどれほどひどいゴルフをしたかが分かる。どこか故障でもあるのだろうか。

アメリカのクリス・カークも今週は良いとこなしだったが、最後に15フィートのバーディパットを入れ、インドのラヒリが3フィート8インチ(1.1メートル)のパットを外し、1UPで勝った。テレビカメラの角度では60cmもあるかないかのパットに見えて、衝撃だった。

ラヒリは4日間、ショットもパットも悪かった・・・というか緊張でまったく自分のゴルフが出来ていなかったと思う。このような大舞台ではまだまだ戦えないということでしょうか。

グレースがアメリカのマット・クーチャーを破り、14.5対14.5の同点。大方は予想していなかったと思うが、勝負はアメリカのビル・ハスとインターナショナルチームのサンムン・バエのマッチ次第になった。

なぜニック・プライスがバエを最終マッチにしたのか分からない。キャプテンピックであったことと、母国開催ということで計り知れないプレッシャーがすでにあったろう。

幾つも大きなパーセーブパットを入れたバエだったが、1ダウンで最終ホールに来る頃には、もうエネルギーを使い果たしていたのじゃないか。あのグリーン下からのチップは、打つ前の顔からミスをするのが予測できた。しゃがんで顔をおおうバエ。

ゴルフは酷い。しかし、これをやったのは彼が初めてではない。

かの有名なマスターズでのグッレグ・ノーマン。全英オープンでの中嶋さん。同オープンでのデビッド・デュバル。

おもしろいことに、キャプテンピックでお父さんのジェイ・ハスから選ばれたビル・ハスが、USチームの勝利を決めるマッチに勝った。

映画のようなストーリーの運びになったが、息子ビルが1番ホールをスタートする時、笑顔で見送るお父さんを見るのは心温まるシーンだった。

マッチに勝った直後、インタビューを受けて声が詰まる息子。

別にインタビューを受けているお父さんのほうは話も出来ない様子、見ると聞き手のロジャー・モルトビーも泣き顔だ(笑)。

毎度アメリカチームが勝ってしまうプレジデンツ・カップでも今回は最終組まで勝負が持ち越した接戦になって楽しめた。

そうしてこのようなチームマッチプレーは、各マッチの毎ホールが一球入魂のプレーとなり、4日間のストロークプレーの試合とは全く違うおもしろさがある。

リーダーボード

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来週は早くもPGAの新しいシーズンの始まりで、フライズドットコム・オープン。ロリー・マックロイが出で来るし、日本人では石川遼、岩田寛、松山英樹が出場します。

そう言えば、ディフェンディングチャンピョンのサンムン・バエは出場出来ないのでした。残念です。兵役を終えて、また元気な姿を見せてほしい。

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