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第97回PGAチャンピョンシップ終了

歴代のPGAチャンピョンシップでも、このウィスリング・ストレイツ開催の2004年、ビージェイ・シンがプレーオフで勝ったシーンは印象深く、2010年マーチン・カイマーが優勝した年、ダスティン・ジョンソンが18番グリーンで2罰打を知らされたシーンは克明に覚えている。それだけ良くも悪くも(それは人それぞれの評価による)、ピート・ダイ設計のこのコースは他に類を見ない、形状が特異だからだろう。

メジャーの週はゴルフメディアがドラマチックに仕立てようと、あれやこれやの題材で「煽る」のは近年の特徴だ。今週のPGAチャンピョンシップは、ジョーダン・スピースが世界ランキング1位の座を奪い取るかどうか。

もう一つは、年間メジャー3試合優勝という記録を達成するかであった。今までに1953年のベン・ホーガンと2000年のタイガーしかいないというのだから、いかに難しいか、稀であるかが分かる。(実をいうと、わたしはこの記録の稀さから今週スピースは勝てまいと推測していた。53年のホーガンと2000年のタイガーは言葉は悪いが一種異常な、神がかり的なシーズンだったと思う。)(しかしそのうち、スピースやマックロイ、あるいは未知の誰かがやりとげるかも知れないが)

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最終組はー15スタートのジェイソン・デイとー13スタートのジョーダン・スピース。

はっきり言って、今年のスピースには2打差などあってなきがごとき。デイは飛ばしに飛ばして、アクセル踏みっぱなしのゴルフをしようと思ったのに違いない。(ラウンド後のインタビューで似たような表現をしていた)

見ているほうもサンデーバック9どころか、早いホールから集中して、ほとんど1打1打に一喜一憂する。

2番589Y、デイがバーディを取ったら、次の3番パー3でスピースがバーディ。

5番597Y、スピースの右ラフからのアプローチはピン右上、少し大きすぎた。デイのチップショットも右上へ。最初にスピースが5m弱のバーディパットを入れた!14アンダーへ。このあと、はるかに短いバーディパットをデイが入れなければ、流れが変わる恐れもある・・・と思っていたところでデイの2.5mのパットは左サイドから回って入る。17アンダーへ。

6番326Y、デイもスピースもドライバーでグリーン近くに打ち、両者バーディ。

7番227Y、右側が湖で金曜日にジョン・デイリーはティーショットを湖、ドロップゾーンからも2連続湖、10打にした。今日は右奥ピン。デイ、6番アイアンでグリーンセンター。ピンにかなり遠い。スピースはさらに遠かった。

デイ、16ヤードのパットを入れる。19アンダーへ。

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最終組の前に南アフリカのブレンデン・グレースが7番バーディで16アンダーへ。バック9に入って、ジャスティン・ローズが10番11番で連続バーディで16アンダーまで伸ばしたが、両者ともそのあと、スコアを落とし、首位と2位を脅かす位置まで来なかった。

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2打差でスタートしたデイとスピースだが、2打差だったのはスタート時と3番でスピースがバーディ、デイがパーだった時のみではないかと思う。バック9に入り、10番でスピースがバーディを取ると、次の11番ではデイがバーディ。13番でスピースがバーデイ、14番はデイがバーディ。smile

抜きつ抜かれつ・・・ではなく、どこまでも追いつかない、追いつかせない実に強いゴルフだった。

スピースがデイの優勝を覆せないのは濃厚になってきた最後のパー5、16番563Y。二人とも、ここも良いプレーだった。デイはフェアウェイから残り232Yを4番アイアンでピンハイ左カラーへ。2パットバーディで20アンダーへ。

スピースのフェアウェイからのセカンドショットは(3W)はグリーンサイド左バンカーへ。そのバンカーショット。バーディにして17アンダーへ。

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そして難関18番、今日は502Y。ジェイソン・デイはドライバーを渾身ショット。解説のニック・ファルドーが「炸裂のティーショットだった」と感嘆の声。 セカンドをピンハイ右に打ったあと、キャディーを振り返ってニヤリとした顔が印象的だった。

長いファーストパットをピンそばに寄せ、スピースがパットするのを待つ間、タオルで汗と涙をぬぐうデイ。ウィニングパットを沈める前に泣く優勝者を初めて見た。smile

優勝して泣くことを嫌う人が多いが、何度もメジャーに勝つチャンスがありながら勝てなかったジェイソン・デイに、今日はゴルフファンも感情移入したようで、みな目がうるんだと言っていた。

ゴルフチャンネルの最終日ハイライト(6分24秒)

 

優勝スコア、20アンダーパーはメジャーの新記録。

Sun_day_wanamaker_18thgreen_s

トロフィーを持って立つ18番グリーン。ゴルフ中継のカメラではわからないフェアウェイの傾斜やグリーン周りの難しさが見てとれる。

Sun_daysun_walkingoff18thgreen_s_2

今年のどのメジャーが良かったか、おもしろかったか、人によって違うと思うが、感動的だったという意味ではPGAチャンピョンシップに軍配が上がるのではないか。良い試合でした。

リーダーボード

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