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セント・アンドリューの全英オープンが終わった

何と素晴らしい最終日になったことか、こんなにおもしろい展開の全英オープンは久しぶりだ。

まず4ラウンド目スタート時のスコアはこうだった。

ウーストハイゼンー12

ポール・ダン(アマ)-12

ジェイソン・デイー12

ジョーダン・スピースー11

パトリーグ・ハーリントンー10

9アンダーが団子状態で、ダニー・ウィレット、ザック・ジョンソン、ジャスティン・ローズ、ガルシア、アダム・スコット、ジョーダン・ニーブルッグ(アマ)、ロバート・ストレボ、ラティーフ・グーセン。

午後から雨と風が出る予報だったので、あるプロゴルファーが13,4アンダーぐらいが優勝スコアじゃないかと予想していた。

すると、-9グループから出て来る可能性もあるが、まずはアマチュアを除いた上位4人から出るのではと思った。松山英樹は3ラウンド目の71で、おそらく優勝は遠のいただろうと思った。7アンダーでは後ろすぎる。

後ろから2組目のスピースとデイ、最終組のウーストハイゼンとダンが最初の3,4ホールをプレーしている時、すでにザック・ジョンソンは-13。スロースタートかなと感じたスピースも5、6番ホールでバーディにしてー14。スコットも(なりふり構わず長尺パターを使いthink)、次々パットが入って-14へ。

後半で多少スコアを落とす人が出るかも知れないが、優勝スコアは13,4アンダーでは足りまいと思った。バック9に入り、ザック・ジョンソンとアダム・スコットがー15まで伸ばす。

傘をさしたり、風も強いホールもあったが、優勝争いに残るようなプレーヤー達はこのぐらいではスコアを伸ばして行くということだろう。

8番187ヤード、ティーショットを打った直後にスピースは、"Jordan! Jordan, come on!"と自分に憤慨していた。グリーンにかなりショートした。

2打目はグリーン下からパターを使ったが、強すぎてグリーン後方の土手まで落ちる。ここから3打かかる。実質4パットのダブルボギー。スピース贔屓は、このホールをタラレバに使いたいところだ。coldsweats01

彼にセント・アンドリュースの試合経験がないことが、どこかで出てそれが命取りになるのではないかとわたしは週が始まる前から予想していたが、多くのパットを逃したこともその一つかも知れないと思う。

16アンダーまで伸ばしていたザック・ジョンソンが13番の2打目をフェアウェイウッドで打ってポットバンカーに入れた。ポットバンカーに入れると運が良くてボギー。15アンダーへ。これ以上スコアを落とせない。

14番から16番をパーで来た難関17番「ロード・ホール」。雨も降っていたし、プレー距離が長かったのだろう、ジョンソンのティーショットは距離が出ず、左ラフ。そこからのフェアウェイウッドが、あれはミスショットだったのか球が低くて驚いた。ここを痛恨のボギー。余程口惜しかったのか、無念だったのか、ジョンソンは泣きそうな顔に見えるほど苦い表情。14アンダーへ落とす。

この頃マーク・リーシュマンは既に16アンダー。何としても15アンダーにせねばならない。少なくともプレーオフのチャンスがあるかも知れない。

18番348Y、ウェッジショットはピン上へ。ボールは降りてこなかった。長い下りパットが入ったー!これを見た時、鳥肌が立ちましたよ。持っている精神力をすべて使ったかのような渾身のパットだった。素晴らしい!

キャディーのデイモン・グリーンが鳥のような踊りをしているのがおかしい。彼も良いプレヤーで近年は全米シニアオープンなどシニアの試合に時々出ている。

わたしはESPNのインターネットでヨーロッパツァーによる中継を見ていたので、ほかの中継で写ったかどうか知りませんが、ジョンソンはスコア提出に歩いていく途中で、立ち止まって曲げた膝に両手をついて、下を向いていた。アドレナリンが出すぎて、心臓に来たのじゃないかとわたしは心配した。いやほんと。

*

15番で良いパーセーブパットを入れた、オーストラリアのマーク・リーシュマン。彼は第3ラウンドと最終ラウンド、生涯ベストのゴルフをしていたのではないかと思う。15番までの33ホールで15個のバーディ、ノーボギー。

しかし16番で初めてのボギー、15アンダーへ落とす。ジョーダン・スピースもウーストハイゼンもバック9の半ば、14アンダーから中々スコアを伸ばせない。

プレーオフに備え、グリーンでパットの練習をするジョンソンが写る。このころ、夕方6時。

良いところにつけてもパットが入らなかったスピース、16番でついに長いパットを入れ15アンダーへ。ギャラリーも大歓声、アナウンサーは絶叫(笑)。"Oh, my goodness, Jordan Spieth!"と叫んでいるのは誰だろう。声がうわずっているから分からない。smile

さあ、誰が抜き出るか、あるいは15アンダーがプレーオフか。

17番501Y、スピースは左のフェアウェイに打ち、あれは今年から左にも打てるようにデザインしたのではないかと思うが、かなりのプレーヤーが左に打っていた。何のメリットがあるからなのだろう?セカンドを右ファーストカットへ打ち、ピン上へ良いチップをしたがパットが入らない。ボギー。

スピース、18番のティーショットは良くなかったが、フェアウェイ左寄りから残り102Y、ピン下にボールはランドしてグリーン下「バレー・オブ・シン」に転がり落ちる。これはミスショットだったのか、距離通り打てなかったのか、ぎりぎりを狙いすぎた距離で打ったのか、わたしの能力では見抜けないが、優勝争いをしていてこれで泣いたプレーヤーは過去に何人もいたのに予習しなかったのかな?coldsweats01

Finalround_jasonday_18thgreen

ジェイソン・デイも18番をバーディに出来ず、14アンダーで終了。(画像はラインは合っていたのにスピードが足りずバーディを逃したデイ)

ということで二人とも1打足りず14アンダーでホールアウト。

17番ウーストハイゼンはグリーン左下からのチップが大きすぎてカップ右上へ行ったが、下り、左から右に曲がるパーパットを見事に入れてセーブ。14アンダーのまま。

プレーオフに行くには、最終ホールをバーディにせねばならない。18番348Y、良いティーショットでセカンドは54ヤードのチップ。ピンハイ右に打ちボールは止った。このショットはこっちのほうが心臓が止りそうだった。彼はほんとに上手い。なんなくこのバーディパットを入れ、15アンダーでホールアウト。

リーシュマン、ザック・ジョンソン、ウーストハイゼンの4ホールプレーオフになり、緊張は続く。smile

言っては気の毒ながら、リーシュマンはすぐに落ちてくるだろうと思っていたが、1番で、ティーショットのボールが砂のディボットの中に入っていたのは不運だった。パットには絶大の神経を持っているジョンソン、プレーオフでパットを外すわけない。1番ホールも、2番ホールでもバーディパットを入れ、それが効いて、4ホール目の18番でウーストハイゼンがバーディパットを入れられず、ザック・ジョンソンの優勝。

タイガーがセント・アンドリュースで2000年(訂正)と2005年に勝ったように、ウーストハイゼンも2010年に続いて優勝することに期待していたが、Z・ジョンソンのようなベテランがメジャー2勝目をあげて非常に嬉しい。

Finalround_zachjohnson_winninmoment

しかし、ジョンソンがあれほど泣くとは思わなかった。smile 

インタビューで「マスターズで優勝したのは2007年だった。あれから8年も経っているんだ。」と感情をこめて言っていた。

以前も書いたことがあるが、彼はアイオワ州の小さな町シーダー・ラピズ出身で、彼の才能を買って投資くれる人が何人かあり、それでミニツァーから始めた。ネーションワイドツァーの前身やフッターズツァーなど。

ネーションワイドツアーにいた頃から、パットの名手と名前だけは聞こえてきたから凄い。2003年の同ツァーで賞金1位になり、PGAツァーメンバーになった。彼の渾名はブルドッグというのですが、辛抱強く、音をあげない、諦めない、愚痴や不平を言わない、最後までくらいついて来るという彼のキャラクターやゴルフにふさわしい。(笑)

リーダーボード

Finalround_ivorrobson_lastday_annou

最後に名物スターター、イボー・ロブソン氏は今年限りで引退するということです。あのおもしろいイントネーションが聞けなくなると思うと寂しい。

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