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第115回全米オープン予選終了

いやーーー、すごいコースです。

チャンバーズ・ベイの写真やビデオを見ても、やはりピンと来ない。2010年、同コースで開催の全米アマチュアはそこそこテレビで見たが、コースの様子もわずかに覚えているだけ。コースに興味津々で、今年の全米オープンは楽しみだった。

ドローンによる空中からの映像でも、テレビカメラ目線でも、傾斜とバンカーとフェスキューが効いたデザインは素晴らしい。

しかーし、あのグリーンは何?木曜日夕方のグリーンは特にひどかった。だいたいクローズアップすると表面が汚らしい。上からの映像では、灰色のパッチが見える。パットでは、ボールは飛びはね、カップ前でぷりっ、あっかんべーとでもいうように曲がる。

あのフェスキューグラスは植えたものであって、もともと生えていた草ではない。グリーンをすべてフェスキューにする必要があったのかという疑問も聞こえる。西海岸の常、午後になるとその上にポアーナが生えてくるので、ボールがぽこぽこと跳ねる表面になる。

スコットランドやアイルランドの「本物の」リンクスコースで、あれほどバンピーなグリーンは(テレビ中継で)見たことがない。彼の地に住むゴルファーも同様な感想だった。気候や土壌から、アメリカ西海岸で、全部フェスキューのグリーンは無理なのかもしれない。

もう一つ、個人的好みで気にいらない点をいうと、あのバンカー群の砂の色だ。ゴム粘土のような色でしょ。(笑) 今コースがある一帯では昔、砂利が採集され、シアトルのビルや高速道路建設に使われたのだそうだ。その砂利の下が、あの灰色の砂地だったそう。それを掘り起こし、コースを造り、バンカーの砂として使ったという。

しかし、最初に書いたようにデザインは非常におもしろい。距離、高さ、グリーンへのアングルが違うティーを設置していることと、1番と18番のパー数を変えること。グリーンのアンジュレーションは恐ろしいばかり。ピン次第で、ボギーやダブルボギー量産のホールにかえられる。

予選が終わり、USGAのマイク・デービスがコースセッティングをどうするか見ものです。同じようなところにショットが行って、結果が大いに違ってしまう時もある。運も左右するコースでしょう。

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予選終了後のリーダーボードから、少々感想を。

わたしの感じたところでは、木曜日午後スタート組がコンディションとしては一番厳しかったと思う。その木曜日、2:17pmスタートで、ジョーダン・スピースが2アンダーであがったのは強いゴルフだ。金曜日は朝スタート、グリーンもスムーズという利点を逃さずスコアを縮めてトータル5アンダー。

の前、マスターズに勝ったばかり、22歳の誕生日までまだ1ヶ月余あるのだから恐ろしい話だ。(笑)

金曜日が終わる頃まで首位はもたないと見えたが、結局パトリック・リードやダスティン・ジョンソンが後半にスコアを落とし、-5は首位のまま。

実を言うと、わたしはスピースを高く買っている。21歳にしてメンタルが強い。

首位タイのパトリック・リード。テレビ中継で言っていたので知ったが、このコース開催の2010年の全米アマチュアで、彼はストロークプレーのリーダーだったそう。マッチプレーのラウンド2で敗退したもよう。どうりで彼の性格にしては辛抱強くプレーしていると思った。coldsweats01

ダスティン・ジョンソンとヘンリック・スタンセンは木曜日朝スタートのコンディションを生かして65の好スコア。

解説者達、練習ラウンドをしたプレーヤー達がこのコースはロングヒッターが有利になると言っていたので、ダスティン・ジョンソンの飛距離とフェアウェイキープの良さ、セカンドをウェッジやショートアイアンで打ち、思いのままのゴルフに見えたが、最後の数ホールはジョンソンらしくミスを重ねdespair、ー4にしてしまった。

ブランドン・グレースも木曜日午後スタート、3オーバーからバック9で、イーグル1つ、バーディ2つの気合が入った69。金曜日67。彼もまだ27歳。

週末は、コースをタフにして、ちょっと風でも吹こうものなら、午後スタートの上位陣ががらがら落ちてくるかも知れない。これからまだまだ誰が落ち残るか分からない。

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さてタイガーはメモリアルトーナメントの週末に衝撃の85・74を叩き、おおかたのゴルフファンは多くを期待していなかったろうが、それにしても同じことの繰り返し、唖然とする80・76。

マスターズで17位タイにしたショットはどこへ行ったのか?

ゴルフをしたこともない(あるいは自称ハンディ15)のゴルフライター達が、タイガーはもう引退したほうがいいなどと勝手なことを書きはじめているが、わたしが希望を持ったのは、木曜日ラウンド後のインタビューで言っていたタイガーの言葉だ。

一つのスイングから別のスイングに変えていく時の難しさを具体的に、ブッチ・ハーマンからハンク・ヘイニー、ヘイニーからショーン・フォーリーと質問した記者に説明していた。それは「左足」か「右足」かの話だったが、タイガーがやろうとしていることがそれで少し分かった気がした。

あの強かったタイガーが、こんなゴルフをするようになるとは誰も夢にも思わなかった。

メモリアル・トーナメントのあと、記者に聞かれ本人が言っていた。「きついよ、ほんとにきつい。ゴルフは孤独なスポーツだ。(野球のように)監督が入ってきて、救援投手を連れてきてくれるわけじゃない。終わりまでプレーしなければいけない。それがゴルフというスポーツの困難な部分だし、逆にそれが良い部分でもある。(後略)」

それがタイガーの場合、全世界のゴルフファンが見ている前でやるわけだ。Good luck!

全米オープンはアメリカでは今回から中継局が変わった。FOX社が12年契約でテレビ化権を得た。解説陣はグレッグ・ノーマンにトム・ワイスコフ、ほかにジョン・クック、スティーブ・フレッチ、スコット・マッキャラン、(LPGA)ジュリー・インクスターと豪華だ。

グレッグ・ノーマンは普段からしばしばエゴ丸出しのコメントをするのでその公平さと冷静さを疑う向きもあったが、わたしからみるとコースやプレーヤーの説明が親切丁寧で期待したよりはるかに良かった。

昨日今日と、ゴルフネットワークの中継を音声原語にして見ていた。プレー途中で突然画面が静止画像に変わることしばしば、ホールの説明が長々と続き、かなりショットやパットの映像がカットされていたろうと思う。そういうわけで、見た気がしない時も多かった。テレ朝の地上波放送もちょこちょこ見たが、やはりアメリカの解説を聞いたほうが興味深い。

ということで、明日の夜には日本を発つので、これ以降最終日が終わるまで更新出来るか不明ですが、またロスから書きます。

全米オープンリーダーボード

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