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第115回全米オープンとチャンバーズ・ベイ

長かった日本滞在も終わり、西海岸時間の日曜日夕刻ロスに帰宅した。

何回となく日本とロスを往復してもいまだに日付を勘違いし、全米オープン最終日の中継時間は機上の人であった。think 

部屋に荷物を入れて、ひょっとしてまだ終わってないかもとテレビをつけたらダスティン・ジョンソンが18番ホールのパットを外した場面。「ジョーダン・スピースの優勝!」とテレビは言う。

ふふふ、やっぱりね、わたしの思った通りだ・・・と言ってもアメリカじゃあ土曜日終了の時点で、46%の人がスピースが優勝すると予想したそうだ。

今日(月曜日)やっとDVRに撮っておいた最終日の中継を見た。

今年の全米オープンは開催コースの評価で物議をかもし、早めに視察ラウンドしたプレーヤーはチャンバーズ・ベイの感想を多くは語らなかったが、語らないことで逆に良い評価はしていないと想像出来た。また、批判されるのを覚悟で、低評価を口にする出場プレーヤーもいた。

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御大、南アフリカのゲーリー・プレーヤーは土曜日朝、現地からゴルフチャンネルに答えて、ボロクソにけなしていた。

曰く「USGAには大いに尊敬しているが、これは今まで見た中で最も不愉快な試合だ。」「このコースをデザインした設計者は片方の足がもう片方より短いに違いないよ。」(コースのきつい傾斜を皮肉っていると思われる)

「パブリックコースで開催するのは分かる、べスページ・ブラックは素晴らしかった。しかし、ここは壊滅的だ。グリーンに1ヤード、ショートしただけで50ヤードも戻ってくる。」「(きつい傾斜で)キャディーが転んで足首や膝を傷めたり、出場選手が転んだり、ひどいじゃないか。」「昨日、プロ達が次々と3パットするのを見たかい?20フィート(6m)からパットするのに、20フィート右向いてパットしてたろ。」

「テレビのアナウンサー達にウソ発見器をつけられたらどんなにいいかと思うよ。テレビでほんとうの事を言ってるかどうかみるためにね。(グリーンはテレビ画面で見るよりスムーズです等のウソ)」(まだ続くが以下、省略smile

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最終日になる前に発言したのは、例えばヘンリック・スタンセンの「ブロッコリーの上でパットしているみたいだ。」

ジョーダン・スピースの「18番は今までゴルフした中で、もっともアホらしいホールだ。」

ビリー・ホーシェルは最終日9番グリーンでパットを外したとき、バンピーなグリーン表面のためにボールが右に左に軌道が曲がったことを直後にジェスチャーでやり、ラウンド後の記者会見で、「今週はUSGAへの尊敬の念を失った。」とまで言った。「実際の状態より、テレビカメラに写ったグリーン表面のほうが悪いというのは全くのウソだ。」

また「このコースは観客が歩きにくい。ほとんどのホールでロープ外からは選手達ははるか遠くだ。高いお金を払って見に来ているファンに気の毒だ。」「全米オープン開催のために造ったと聞いて、さらに驚いた。観客とゴルフ観戦を考えてない。」と言っている

これは実際に見に行った人達複数が、同様の感想を述べている。

Green_poult

全米オープンが始まる前に視察ラウンドをして「感想は試合が終わったら言う」と語ったイアン・ポールター。「これは、自分が長いことゴルフをしてきたすべてのツァーを含め、最悪のグリーンだ。USGAの頭、マイク・デイビスはグリーンのコンディションに関して真実を語っていない。コース自体は悪くない。プレーヤブルだ。しかし、グリーンの表面はプレーヤブルではない。」

「USGAがフォックススポーツから得た余分なお金で(今年から12年契約で同局の中継に変わった)、グリーンの張替えが出来たはずだ。そうすればパーフェクトなグリーンになったろう。」上の画像はポールターがインスタグラムにアップしたグリーンの写真。

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個人的な好みでいうと、このコースのデザインはおもしろいと思う。しかしプレーヤー達が言うように、多くのホールでは観客ははるか離れた、しかも土手の上から見ていた。あるいは観客スタンドが唯一の観戦場所のホール。

グリーンに関しては、全米オープン開催どころか、これで普段約$300のグリーンフィーを取ることが驚きだ。

カメラがクローズアップしたときの草が一様になっていない表面は、ロス近郊の安い、安いパブリックコースで、水不足の夏枯れ中、パターを使うよりフェアウェイウッドやハイブリッドでパットしたほうが良さそうなグリーンに見える。まあそういうグリーンは重いものだが、チャンバーズ・ベイは全米オープン仕様にローラーをかけて早く硬くしてあるから、たまったものじゃない。

良いストロークをしたのに短いパットが入らなかった、12番のジェイソン・デイやブランデン・グレース。

これらの声は、負け犬の遠吠えだとけなして終わりにせず、今後の試合に生かすべきと思う。試合自体は土曜日と日曜日、おもしろい展開だったのに、残念だった。

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さて、さて、タイガーやジャック・ニクラウスの記録さえ破る、21歳にしてメジャー2勝のジョーダン・スピース。そして同じ年にマスターズと全米オープン両方に優勝したのは、歴代で6人目(ベン・ホーガンは1951年と53年に2回達成)。

Sun_spieth_16_birdie27ft_s

スピースは涼やかな顔というか、人に好かれる顔をしているので、そうは見えないと思う人もあるかもしれないが、大変な闘志を持っている若者と思う。16番で27フィート(8メートル)のバーディパットを入れたときや、画像は見つからなかったがスコアカード提出のテーブルで、ダスティン・ジョンソンの結果を待っているときカメラを見上げた顔はギラギラと恐ろしい目をしていた。いやほんと。

あと、彼の素晴らしいところは、切り替えの早さだろうと思う。17番パー3でダブルボギーにしたあとの表情から18番のティーショットとセカンドショット!

本人もラウンド後のインタビューで言っていたし、解説のグレッグ・ノーマンも言ったが、スピースは今週決してベストのゴルフはしていない。ボールを見下ろして何か違和感があったという。マスターズの時は、リードしていたしショットが良かった。今週は違う、まったく違う勝ち方だったと言っている。

Sun_oostyspieth_ceremony

ショットと言えば、最後の7ホールでバーディ6個取ったルイ・ウーストハイゼン。DVRを見ていて、そのどのショットも音が違う。彼も故障で(腰痛だったと思う)、低迷していたが、そのスイングは出色。今年の全英オープンはセント・アンドリュース、また出て来るかも知れませんね。

リーダーボード

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南カリフォルニアの水不足はさらに深刻さが増し、条例で庭へのスピリンクラーの散水は週2回に制限されたそうです。

夏の暑さはこれからとしても、既に陽射しは強いので大方ここらのコースもチャンバーズ・ベイのような色になっているかも知れません。

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