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日本の思い出

日本滞在の後半、2歳男児の孫が風邪を引いていて発熱2日間、熱が下がっても咳と鼻がいつまでも出ていた。うつったら大事と思ったが、うつってしまったもよう。

飛行機に乗るというのに咳が出だし、韓国でマーズも流行っていることだし近くの席の人は嫌だろうなと恐縮していたら、左臨席の若い男性はブーンと鼻をかみ、右臨席の中年男性はわたしのような咳をしている。今度はこっちがうつされないかと心配になり、勝手なものだ。

日曜日夕刻遅く着いて、翌日まではまだ元気もあったが、以来微熱とはいえ熱が下がらないし、肺が破れそうな勢いで咳が出るし、関節は痛いわで、病人から脱出出来ない。

そういうわけで、まだ付近のゴルフコースも見ていない。実は見るのが恐怖だ。わたしがロスを出る前でさえ、ゴルフコース、公園、学校など大きな施設での水使用量を25%減らすと言っていた。住宅ではスプリンクラーの散水は週2回に制限。うちの近くでも、いくつかの家では前庭の芝が完全に枯れている。

ロスは夏は全く雨が降らない。人工的に水をやらなければ、芝生はあっという間に枯れ草色になり、ほどなくハゲ地でコチコチの土になってしまう。

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わたしは、というかわたしの肺と気管支はロスの気候が合っていないのかもしれない。

去年帰国した時も、最初はロスからひきずって尋常じゃないほど咳が出ていたのに、1ヶ月日本に滞在すると咳はまったく止ってしまう。今年もそうだった。最初は歯医者で咳が出たらどうしようと心配だったが、後半は何も飲まずにすむほど咳は出なかった。極端に乾燥したロスの大気は、呼吸器系が弱い者には堪えるのかも知れない。

日本の、あの湿気は実に不愉快だが、肺にはあたかも吸飲器で水蒸気を入れるようなものだろう。ということで、わたしの部屋は加湿器をたいている。

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日本では運動のため、あるいは買い物、あるいは娘宅と息子宅への往復で、雨降り以外は毎日1時間は歩いていた。目的がなく歩くのは腐るから、ある夜駅前通りのBook Offの店へ。

クーラーがついてない店内で、吹き出る汗に閉口しながら、本を物色。選んだのが、落合信彦の「無知との遭遇」(2010年)と藤原正彦さんの「国家の品格」(2005年)。後者は2006年に265万部の売り上げだったそう。両方ともおもしろかった。一見、両者は違うことを言っているように感じるが、実は英語ぐらい話せなければ世界に通じないと主張する落合さんと、小学生から英語を習わせることはない、まずは一に国語、2に国語、3,4が数学という説の藤原氏は、底では日本人に同じことを期待、求めているのかも知れないと感じた。

まず、日本人として国語を身につけるは、ほんとに笑い事じゃない。子供達の日本語力、会話能力は明らかに落ちている。

「うんとね、あれ・・・、〇〇がね、えーっと...」←これが小学校5年生なのだ。しかも頭も良いし、学校のお勉強も不足はない出来の子がこうだ。

お喋りな子でも話を聞いていると、それは友達の話なのか、自分の話なのか、テレビで聞いた話なのか、最後まで分からない。こちらが、「それはRちゃんのことなの?」と聞かなければならない有様。

主語、述語、目的語。あるいは、誰がいつ、どこで何をしたという構築され出来ていない。

前述の藤原氏は以前、アメリカの大学で3年間数学を教えていたそうだが、当時のアメリカの大学生の数学力は、理数系の学生で日本の高校生並、文系の学生で日本の中学生並であったという。

2004年には少なくとも日本の小学生の数学能力はアメリカの小学生のそれと同じレベルになってしまったそうだ。例のわけわからん「ゆとり教育」の悪しき"成果"でしょう。

言いたくないですけども、ロスの孫は今月7年生が終わったところで、13歳。9月に新学年が始まるにしても7年生というのは日本の中学1年生です。今回日本の中学2年生の学校でやっている数学を見せてもらったら、ロスの7年生の数学のほうが進んでいた!

これには愕然としました。両者とも、地域の公立中学に通っています。

誰しも知っているように、日本ほど急激に高齢化している先進国はないし、少子化で、社会を担う人員も先人の時代より激減するわけだから、今いる子供達を賢く、有能で、大志を持つ人間に育てねば、日本沈没してしまうだろうと思う。

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やり残したことは、日本の田舎の景色を見たかったので、在来線でも北陸新幹線でも乗って小旅行したかったが、歯医者の治療が終わった頃には梅雨にかかってしまってとても出る元気がなかった。

日本は都市を出ると、わりとすぐに田んぼを見かける。田んぼが見えるのは、実に精神衛生に良いと思うのですが、このごろは去年か一昨年まで田んぼだったのじゃないかという跡に何も植わっていなくて悲しくなる。

後悔がなかったのは食べることだった。料理というのは素材が良くなければしょせん美味しく仕上がらないし、素材が良ければ、適当に作っても美味しく出来るものだ。

わたしは和食だか洋食だかイタリアンだか分からないようなものを食べるのは嫌いで(いったいなんのために、食文化ごちゃ混ぜのものを作り客に出すのか?)、外食で行ったところはとんかつ屋、うどん屋、鮨屋であった。それしか作らない店は味が良いと思う。

外食以外では日本のデパ地下ほど素晴らしいものはないと思う。しばしば孫へみたらし団子、餡子の団子を買いました。

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ところで、日本ゴルフツァーでは初めての開催で、HANDAグローバルカップが山梨県でやっている。招待で、イアン・ポルター、チャール・シュワツェル、ジェイソン・ダフナー、チャーリー・ホフマン、ジョン・センダンが出ている。無人で自動で動くゴルフカートがおもしろかったらしく、ダフナーがツィッターにビデオをアップしていた。

メジャーのあと、ジェット・ラグもあるだろうし・・・と思ったが、みなそこそこのスコアを出している。チャンバーズ・ベイのあとでは、コースも容易、グリーンはスムーズでパットも入るというものでしょう。

ではまた。

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お上りさん渋谷へ行く

いやはや、タイガーの85にはびっくりしましたが、ま、そのうち良くなるでしょう。彼のゴルフについてはまた次回に。松山の16番池ポチャも惜しかったが、追う立場はピンに打たなければならないから仕方がない。

ゴルフが計画通り行くなら、わたしだって全米女子シニアオープンに出場してたところだ。

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昨日月曜日は渋谷に行ってきました。渋谷行きごときで記事にすることをみても、いかに日本を長く離れていたか、田舎から東京に出てきたお上りさんどころの話じゃないのです。

実を言うと、子供の頃もともと田舎育ちだったわたしが、首都圏に出てきて最も好きな街が渋谷で、自分で歩ける唯一の街だった。30年前、40年前の渋谷は新宿ほどごみごみしておらず、怖い人も見当たらず、小さい子連れでも歩けた。

見たい映画があって、渋谷に見にいくと言うと、娘も息子も「昔のような渋谷じゃない。人が多すぎる。歩くのもやっとぐらいよ。」と(婆さん扱いしているのか)危ぶむ。

しかし平日の昼下がり、映画館もその付近もそう混んでいることはあるまいと、イザとなったら帰りはタクシーと覚悟を決めて(爆)、行ってきました。

東急で1本ですから電車の切符も買いやすく(爆)、往路は優先席の真ん中に1つ空きがあり座れました。優先席というのは障害がある人やお年寄りが譲られるべき席だから、わたしも資格があるかなと。ちなみに若いのが平気で座っているのは厚かましい。

空いていた理由は、想像するにオジイサンが一人座ってオニギリを食べていたからでしょう。 

見たらコンビニに売っているオニギリだった。わたしはそんなことは気にならなかったが、1個食べ終わったら、もう1個出して食べていました。そのあと、ペットボトルの冷たい緑茶で、ようやく落ち着かれたようです。

無事渋谷に着き(当たり前)、キョロキョロ見たが「道玄坂は→」の表示がない。うろうろしては疲れるので、構内でいかにも客に質問されるために立っているような制服の若い男性に聞きました。「C1、2という出口をでるとそこが道玄坂です。」

Shibuya_1

少し地下を歩き、エネルギーを節約するため上りエスカレーターに乗って地上に出ると、そこは道玄坂でした。ぎょえーーーっ。↓↓

Shibuya_2

な、な、何と便利な!めざした映画館というのは駅の上、つまり外を歩くことなく映画館に行けるようになっている。

Shibuya_3

↑↑これがTOHOシネマズという映画館。歩道にわざわざ出て撮ったのです。地下に1館と上階に6館ぐらいあるようです。

Shibuya_4

日本の映画館もアメリカと同じようになりましたね。チケット売り場の窓口で、座る席も決めてしまう。立ち見はなしで。売り場の隣にはクリスピー・クリームがあった。(わたしはアメリカでも食べたことない。)

映画が始まると、館内の全ての電灯を消してしまうのに驚いた。アメリカでは足元に極めて小さい電灯がともり、出入り口の上、ほかに何箇所か緑色ランプで緊急時の出口の表示がある。どの映画館も同様だから、法律で義務付けられているのでしょう。

ここは、新しいのか座席の間隔も窮屈ではなく、昔とは隔世の感があった。

Shibuya_5

というわけで、映画を心地良く見終わり、再び地上に出てみた。よく見たら道玄坂は昔と全く変わっていない。道の両側にあるビルや店舗は入れ替わったのかも知れないが、道自体は同じだ。このさびがついた「⑤道玄坂」の表示!

Shibuya_6

懐かしかったー。東急沿線では昔は渋谷に出ないと映画館がなくて、子供達を連れてよく来たものです。スクランブル交差点から見た「渋谷109」。このビルも同じですね。(中は変わったそうだが)

道玄坂の右側(北側)、昔映画の帰りによく買ったお弁当屋さんに行ってみたかったが、歩いていってもうなかったらがっかりなので、駅に戻る。帰路も途中で座れて極めて快適な小旅行だった。(爆)

関東も梅雨入りで、正直ロスに帰りたいです。歩くのは健康に良いっていうけど、もう歩くのはアキアキしたとロスの孫に言ったら、孫が笑っていた。

ではまた。

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