このごろの日本
愚息から聞いた話。
「最近の若い子はねー、日本語もろくに喋れないヤツが多いよ。」
「うちの会社のヤツがさぁ、『カクショ、送ってきました』って言うから、カクショって何?って聞くと、『カクショです』って。」
「持ってきてみって言ったら、覚書(おぼえがき)だったよ。」(爆)
「これ、オボエガキって読むんだよ。おまえ、大学出て何なの?って言ったんだけどさぁ。」
もう一つの話。
「新入社員にさぁ、△△(会社名)の〇〇さんのところに、これ届けてって車で行かせたんだ。」
「あとで、おまえ届けてきた?って聞くと、『ハイ!』って。誰に渡したのか聞いたら、『代役の方に渡しました』って言うんだよ。」「おまえ、代役じゃなくて代理の方にだろう?」(爆)
漫才のネタのような話ですが、こんなことはしょっちゅうだそう。
家族間でも会話がないことから全ては始まっているのは明らか。
しかし、今日息子宅で留守番している時、何とか証券の新規顧客開拓のセールスマンからの電話は日本語が立派だった。かなり若い人とみたが、つい嬉しくなり、わたしも思い切り丁寧な言葉で上品に答えてあげた。(笑)
* *
スマートフォーン。
アメリカでもスマートフォーン中毒者は多く、かなり多くの交通事故は運転手が電話の画面を見ていたり、テキストメッセージを送っていたのが原因と見られている。ロスで運転していて、前後左右の車で、運転しながら目を下に向けている人を目撃するのは毎日のことだ。
このところわたしは年1ペースで帰国している。今回は格段にスマートフォーンを見ながらの歩行者が増えていると感じる。
ここら辺は新興住宅地で、歩道も広いところが多い。歩行者が安全な分、なおさら携帯を見ながら、前方にまったく注意を払わず歩く。
今夜もマッサージに向う時、駅方向から来る高校生の女の子と正面衝突しそうだった。どのぐらい近寄ったらその子が気がつくか試したが、わたしの正面60cmに来た時、やむを得ずを声をかけたら飛び上がっていた。
* *
防衛についてトンチンカンな人々。
この度、提出された法案の前も、自衛隊は「軍隊」だった。日本を防衛するときのみ軍事力を使うという限定であったが「軍隊」という本質には変わらない。
「軍隊」に入るのに、武器をもって戦うことなと有りえない前提で入ったのだろうか?
今回の法案で、感想を聞かれた自衛隊員が「この法案のおかげで海外に派遣され、命の危険にさらされることになっては困る。家族もいる身なので。」と答えていてわたしは驚倒した。ではこの人は、国内で自然災害が起こったときに、救援に行くのが自衛隊の仕事と思って入隊したのだろうか?
日本の国と日本国民を守るのが職務などとは毛頭考えてないと言われてもしょうがあるまい。
そうして、自衛隊員の息子を持つ母親も、うちの息子に何かあったらどうしてくれるんですという論調で、これまた驚倒した。
日本人は平和や安全はタダではないということが分かっていない人が多い。中国が近海で何をしているか、北朝鮮の動き、全世界で起こっているテロを見ただけでも日本はそれ相応の努力、責任分担をして平和維持に貢献せねばならないのは分かりきっている。
以前も書いたが、日本はニュースの時間に海外のニュースが少なすぎる。そもそもニュースの回数とトータルの時間も少なすぎる。気をつけて、BSやケーブルのチャンネルから探さないと、海外の出来事を知らないままに終わる。そこらも感覚がずれた防衛感、世界観になっている理由と思う。
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ブルースのBB・キングが亡くなりました。89歳。彼のライブは聴いたことがないが、最も好きなミュージシャンの一人です。
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