ファーマーズオープン終了/攻めるが勝ち
タイガー途中棄権、少なくとも見ていておもしろいミケルソンも予選落ち。今週は活躍しないのではという予感があったが、まあ去年も16位タイだったから予選通過ぐらいするだろうと思った松山もパットが入らず(先週日曜日バック9のパット不調からまだひきずっているような)、遼君は初日のサウスコースをイーブンパーは悪くなかったが、ノースでスコアを出せず予選落ち。
土曜日からはいったい何を見ろっていうの?・・・とアメリカのゴルフファンも日本のゴルフファンも大なり小なりみんな思ったようですが、日曜日の最後の2,3ホールようやく盛り上がった。あープレーオフに行って良かった。さもなきゃ見てないところだ。(爆)
今年のサウスコースはえらいタフでしたね。ラフの草が密生し、サンディエゴは水不足はなかったのねという感じ。練習ラウンドのあと、タイガーがノースコースのグリーンが早くて驚いたと言っていたが、今日のサウスコースは風も出てなおさら難しかった。
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まず去年の優勝者スコット・ストーリングスが13番チップインイーグルで、-9でホールアウト。
今日ずっとパーペースだったジェイソン・デイ、長いパットを大きくオーバーさせるホールが続き、パットが悪くちゃあ勝てまいと思った頃、16番パー3で47フィート(14m)をどかんと入れた。あれぐらい強くないと長いのは入らないのよねと、お茶の間解説者は現金だ。
飛距離があるのでフェアウェイさえキープすれば最終18番はバーディが取れるのじゃないかと期待したが、左のセカンドカットラフ、ボールは少しもぐっており、デイは(確実にハザードを越えるため)3Wを打ち、グリーン奥ラフへ。ひどいライだったそうだが、チップは大きすぎ池の上のラフぎりぎりで止った。バーディ取れず、-9でホールアウト。
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最終グループが最終ホールにさしかかる。今日は前半40叩いて優勝圏外になったルーカス・グローバー(-3)。バック9の後半で2連続ボギーに、ティーショットもセカンドも何もかも上手く行かなくなった観のハリス・イングリッシュ(-8)。すでにホールアウトしているストーリングスとデイと同スコア(-9)のJB・ホームズ。
ホームズはこのホールのためにエネルギーを取っておいたのかという渾身ティーショット。そのあと彼は信じられない戦術をとる。
4番アイアンかそこらでグリーンに届く距離から、確かに風はアゲンストだったが、ホームズはレイアップ。フロントぎりぎりに切ってある今日のカップは3打目も寄せるのは難しいのに。これにはわたしも憤慨した。1打リードしての最終ホールならともかく、同スコアですでに2人終了しているのに何ちゅうチキンか。ハリス・イングリッシュ、左バンカーから寄せてバーディのー9。ホームズは3打目がピン上過ぎて2パットパーのー9。
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<プレーオフ>
ということでストーリングス、ジェイソン・デイ、イングリッシュ、ホームズの4人のプレーオフ。ホールは18番パー5⇒16番パー3が使われる。
18番530Y。他の3人はみなフェアウェイを逃し、レイアップになる。ジェイソン・デイは良いスイングで快心、フェアウェイ真ん中へ。(しかしかすかに下り傾斜)
デイ、セカンドは2番アイアン。かすかに嚙んだのじゃないかと思う。ボールはグリーン手前花道へ。ストーリングスとイングリッシュの3打目はピンに遠く、ホームズのみピン上に打ち、ピンへ5,6フィートに戻る。デイ、チップショットをピン横につけ、ホームズとデイのみバーディ。
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プローオフ2ホール目。
16番203Yぐらいと思う。ホームズのティーショットは奥観客スタンドそばのラフへ。デイはピン上15フィートへ。ホームズのチップはピン越えて止らず、パーセーブパット入れられず。2パットでデイの優勝。
勝つか負けるかのときに、届く距離にあったらグリーンを攻めなきゃねー、その攻めるメンタリティー、勝ちたいという執念がデイのほうが強かったのじゃないかとわたしは感じた。レギュレーションの17番、18番ホールあたりからのジェイソン・デイの目つきが違った。プレーオフに入っては顔で勝ってました。(爆)
27歳、ジェイソン・デイ。PGA3勝目。
来週はAT&Tペブルビーチ・ナショナルプロアマです。
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