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クリスチーナ・キム9年ぶりLPGA優勝

日本LPGAの優勝者のストーリーも迫力あったが、アメリカLPGAの試合“ロレーナ・オチョア・インビテーショナル”の最終日も泣かずにはいられなかった。

クリスチーナ・キムはその強いキャラクターで好き嫌いがはっきり分かれるプレーヤーだと思う。嫌う人は何でも鼻につくらしく、ぼろくそに言う。

彼女のここ数年の低迷は一般ファンには理由が伝わってこず、活躍しなければテレビにも写らず、話題にならない。真相は彼女は鬱(うつ)と戦っていたそうだ。一昨年末に報道されたが、ゴルフチャンネルで聞いた以上には調べなかった。

今頃、検索して読んだが、かいつまんで書くと、2010年マッサージを受けている間に腰を痛めた。飛距離があることで知られていたキムは、2クラブ半、飛距離を失った。そこからランニングやトレーニングを始めたが飛距離は戻ってこず、ゴルフは崩れていくばかり。人と会いたくなくなり、家を出るのは練習のときだけという日々になっていく。自殺すれすれのエピソードが2回あってから、キムはとうとう治療をうけだした。

一昨年自身のブログで告白し、ゴルフ雑誌やスポーツジャーナリストのインタビューも受けています。

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ロレーナ・オチョア・インビテーショナル、3ラウンド終了時でキムは14アンダー。2位に5打差をつけての首位。よく言われることだが、大差で最終日をプレーするのは逆に容易ではないという。9年も優勝から遠ざかっていたキム。2位シャンシャン・フェン、3位対にソー・ユン・リュー、アザハラ・ミューノス、もう1打下にはインビー・パクと強いトップ10常連が控えている。

おそらく大差を吹き飛ばすのではないか、プレッシャーで崩れるのではと予想した人も少なくなかったろう。キムは何度も優勝のチャンスがあったが、サンデーバック9で崩れた・・・という人ではない。3日目のゴルフを見ると、ショットの質が誰よりも良いように思えた。ミスヒットがないというか。心情的に彼女を応援していた以外に、彼女が勝ちきるのではないかとわたしは思っていたが・・・。

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16番パー3、左からの右のスライスパット、あのバーディを入れて15アンダーにしたときは、まずまずこれで大丈夫だろうと思った。

しかしジャンシャン・フェンもたいがいしぶとい。というか、実に良いプレーヤーですね。淡々ととは、彼女のことじゃないか。17番、飛距離がないフェンはレイアップ、3打目をピン下10フィートぐらい。これを入れてバーディ、15アンダー。キムはイーグルトライからタップインバーディの16アンダーへ。

18番351Y、短いパー4だが、フェアウェイからでもピンへのアングルが難しいのでしょう。前に終わったプレーヤー達もパーセーブに苦労しているのが何人もいた。キムはセカンドが左バンカーとグリーンの間のラフ。チップはカップのハイサイドへ。これは3フィートちょっとのパットだったが、これを外してボギー!

Ochoainvitational_kim_winningmoment

-15の同スコアでシャンシャン・フェンとプレーオフへ。プレーオフ2ホール目、フェンがティーショットを左に曲げ、キムがパーで勝った。グリーンで飛び跳ねたあとキャディー(キムのボーイフレンド)とハグし、親友のミシェール・ウィーとハグして両者泣いているのを見てわたしも涙腺がゆるんだ。

Ochoainvitational_kim_trophy

クリスチーナ・キムは確かロレーナ・オチョアとも仲が良かったはずと記憶していたが、テレビがプロ転向する前からの仲だと言っていた。グリーンの右上方で応援するロレーナが写る。昨日がオチョア33歳の誕生日だったそうだ。テレビブースからも、プレーヤー達、ファン達からもいまだにオチョアの引退を惜しみ試合復帰を望む気持ちが伝わってくる。どれほど素晴らしい人柄だったか想像出来る。

9年ぶりLPGA優勝。優勝インタビューで、転機になったのは結局母親の言葉だったと涙声で語っていた。「どんな暗い夜のあとも、必ず日は昇る」

良い試合でした。

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