« 2014年全英女子オープン2日目終了 | トップページ | ロイヤル・リバプールにタイガー登場 »

2014年全英女子オープン終了・驚きの優勝者

最終日中継中に流れたインタビューで(最終日に入る前に撮られたもの)、モー・マーティンが“Win is win”と言っていたのが印象深かった。「(どのツァーであっても)勝ちは勝ちだ」、つまりLPGAじゃ未勝利だけど勝ったことがあるのよと言っている。

彼女は2012年からLPGAでプレーしているが、それ以前は5年間も下部ツァーでプレー。そこで3回優勝の実績がある。“Win is win”というコメントは、プレーヤーとしてのプライドが聞こえる。(わたしが思うに、口で何と言おうが、プロは勝つチャンスはあると思って戦っているのだ)

今時のLPGAプレーヤーにはめずらしいゴルフ履歴で、下から順に階段を上がってきた人。大きな範囲でいうとロスアンゼルスに含まれる、ロスダウンタウンから少し北の、山がすぐ後ろのアルタディーナ市出身。(あそこら辺は夏はむちゃくちゃ暑くなる。毎年の山火事があると、火に近い地域)

Britishopen_martinbrother_1988

4歳のとき、お兄ちゃんがゴルフでトロフィーをもらってきたのがゴルフを始めるきっかけだったそう。自宅の前庭にネットを張り、お父さんに教えてもらってボールを打った。インタビューでは家にはお金がなかったから奨学金でUCLAに入ったと言っていたが、大学ゴルフ部でナショナルタイトルに貢献したのだから、ゴルフの腕で奨学金もらえたのですね。あれは親の収入に関係ないと思うが。(笑)(画像は5,6歳のモー・マーチンとお兄ちゃん)

ジュニア・ワールド・ジャパン・カップに優勝。当時は非常にレベルが高いジュニアトーナメントだったそう。大学を優等生で卒業、イタリアに数ヶ月留学などがあって下部ツァーのメンバーに。優勝はないが2012年にLPGAメンバーになって、安定したプレーをしている。

Britishopen_sun_martin_eagleputt

メジャーに勝つときは、週を通して良いプレーをするのみならずいくつか「この人が勝つ週なのだな」と思わせるエピソードがあるものだが、マーチンには最後の最後に来た。18番のセカンドショット。あれは3Wで彼女の生涯ベストショットだったとインタビューで答えている。ショットは彼女の技量だ。しかし、そのボールがピンに当たったのが、「勝つ運命」だったとわたしには思えた。そのあとイーグルパットを入れるのが、プロがプロたるゆえんだ。

今年のロイヤル・バークデールは最初からコースがタフだったと複数が言っている。それが最初の3日間、比較的穏かな天候で連日60台も幾つか出たが、最終日リンクスコースの真骨頂、風が吹いた。実を言うと、わたしは昨日に続き今朝も寝坊して最後の2時間弱を見ただけで、多くの悲惨なホールを見ていない。残念。(笑)

土曜日、アン・ソンジュが18番左バンカーで、左足を何度も砂に踏み込みライ改造とみなされ2打罰をくらってインビー・パクが1打差の首位に。これで多くの人がパクが圧倒的に有利になったと思ったろう。わたしも思った。ほかに来る下可能性が高いのが、中国のシャンシャン・フェングかアンちゃんと予想したけど、アン・ソンジュは昨日のダブルボギーから気持ちを立て直せなかったのか、それともこれほどタフになったリンクスコースは経験がなかったのか。

最終日アンダー無し、パープレーが優勝のマーチンとアナ・ノードクビストのみ。リーダーボードは実にメジャーらしい数字になった。

*

あまり画像が良くないが、ゴルフチャンネルによるハイライトビデオ

*

全英女子オープン・リーダーボード

*

モー・マーチンの一番好きな曲はデビッド・ボウイーの“ヒーロー”、「可能性を感じさせるから」だそうだ。18番のセカンドを打ったあと、イーグルパットを決めたあと、練習場で自分の優勝を知らされたとき、いずれも常に笑いで表した喜びは彼女がいかにポジティブな人か分かる。

*

にほんブログ村 ゴルフブログ 女性ゴルファーへ
にほんブログ村

« 2014年全英女子オープン2日目終了 | トップページ | ロイヤル・リバプールにタイガー登場 »

プロツァー」カテゴリの記事

コメント

詳細な解説ありがとうございます。
4日間競技でTOP10に入れるプロの力量は紙一重と思います。
今週はマーティンさん週だったのでしょうね、1打を追いかける朴 仁妃18番セカンド&サードショツトは普段の彼女のショツトとはとても思えないミスの連続の様に思えます。
日本のテレビ解説では彼女の御祖父さんが生前長期に渡りツアーを帯同されていた
とのことで、マーティンさんは亡くなられた御祖父さんの形見を身に付けてプレーに臨んでいるとのお話が有りましたが、天国の御祖父さんに打たせてもらった18番セカンドショツトだったのでしょうね、岡本綾子が解説が印象的でした。

>斉藤さん

18番のインビー・パクのプレーは信じがたいほどでしたね。
彼女ほどのキャリアーの人でも1打後ろから追いつかねばならないというプレッシャーと、1日中タフなコンディションで必死に踏ん張っていたものがとうとう踏ん張れなくなった、それらで最終ホールに来て、一種身体が動かなくなったのではと推測します。

100歳を越えるまで生きられ、彼女の試合の先々に応援に来ていたおじいさんのことも書きたかったのですが、あまりに長文になるとはしょりました。
岡本綾子さんの解説はぴか一ですね。今春帰国したときにテレビ中継で拝聴しました。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 2014年全英女子オープン2日目終了 | トップページ | ロイヤル・リバプールにタイガー登場 »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ