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がっかりする日本人

今日メモリアル最終日の再放送を見た。洗濯やら電話の応答などしていたので、またしてもトップグループの前半のプレーは見逃したけれど。松山とアダム・スコットがバーディ合戦していたのですってね。

わたしは相変わらず時差ボケがひどく(呆れ)、毎日朝方まで眠れないので、自分の記事をアップしてから、松山優勝のことを書いているブログやコメントを読んで歩いた。

ネガティブなことを書き連ねている人達を見かけ、実にがっかりした。再放送では18番のティーショットを3回リプレーで見せていたが、わたしには怒りのあまりドライバーを地面に叩きつけて折ったようには見えなかった。ヘッドで地面は叩いたが、おそらく偶然ティーマーカーか何かに当たったか、それも角度が丁度悪かったと推測する。それは解説のニック・ファルドーやTVブースにいたジャック・ニクラウスが記者会見で言った見方と一致する。

同じビデオを見て、「叩きつけて折った」と見るなら、その人の感性ではそういう印象だったのだろう。そのことで、松山の優勝をすが目で見ることはないじゃないか。4日間72ホールとプレーオフ1ホールの73ホール、たった一度のインシデントで。

ある人が書いていた。『素直に素晴らしい快挙と喜べばいいのではないか』と。

日本のゴルフファンやゴルフ界にいる人から(一部であるのは言うまでもない)、「日本人は海外で通用しない」「いつも同じ言い訳で(日本に)帰ってくる」「狭い日本のツァーで満足してないで世界に羽ばたけ」「(契約料が入るので)生活がかかってないから頑張らないのだ」「練習量が足りないから勝てない」・・・ここ何年こんな批判や言い放題を聞いてきたことか。

22歳、PGAT26試合目で優勝という快挙を成しとげる若者が出てきたら、今度は何、「勝ったはいいがまだまだマナーがなっとらん」?

わたしが知る限り(アメリカPGAしか見る機会がない)、松山に関してプレーヤーとしてネガティブな出来事というのは全英オープンでスロープレーで罰打をくらったこと、ボールをマークする際、同じ場所に置いていないとデビッド・ラブⅢに注意されたこと、パットが入らずパターヘッドでグリーンを打ち傷がついたのを気づかず修理しないままホールアウトしたこと。(これは翌朝、後ろの組だったプレーヤー達に謝罪に行っている)

これらはどれもしなくてもいいことだった。かばうものではないが、しかし彼はこれらの出来事から学び、良くなっていると思う。

プレーオフのライブ中継では他に写すグループもないのだから、松山のペースもケビン・ナのペースも分かる。グリーン左からのチップのあと、松山のボールのほうが遠く、すぐにパットしなければならなかったが、遅いようには見えなかった。ちなみに超スロープレーで悪名高かったケビン・ナも相当早くなったと思う。みんな努力しているんだ。去年21歳、今年22歳の松山。長い目で見てやれないのか。

松山は自分のゴルフで優勝をもぎとったんだ。それが見えないとしたら、単にアンチじゃないの?サンデーバック9でトップグループは自滅していった。その中で、最終ホールをバーディにすればプレーオフに行ける、勝つチャンスはあると知っていてバーディ獲ったのは誰だ?

再放送を見ていて、18番アダム・スコットが(時間をかけて)パットする間、しゃがんで自分のラインを見、それから立ち上がり、うつむき、顔を上げる松山を見ていて、どのように心を落ち着け自分のパットに集中しようとしたのだろうと思う時、わたしは涙が出た。

日本に滞在中、ゴルフネットワークが松山や石川遼の各ホールのハイライトを、予選落ちだろうがオーバーパーだろうが何度も何度も放送するのを見ていて、ほとほと彼らが気の毒になった。

彼らは毎週毎週日本中の期待とプレッシャーを背負って、アメリカツァーで戦っているんだ。これが泣かずにいられようか!

*

再度、18番のセカンドショットとバーディパット。ホールアウトした後、アダム・スコットが何か暖かいことを言っている様子が分かる。ビデオには入っていないが、この後、キャディーのスティービーも同様でした。良いシーンですね。

*

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コメント

ゴルフクラブのカーボンシャフトというのは思ったより簡単に折れるものなんですよね。
昔弟がティーインググラウンドの利用可能部分とそうでない部分(芝を育成中)をロープで区切っている鉄の細い支柱にシャフトがぶつかって折れたことがありました。

素振りをするというよりはグリップの感触を確かめるという感じだったかな、本当にゆっくり動かしていたんだけどヘッドから15センチくらい離れたところが当たった途端、ポロリとヘッドが落ちました。

カーボンというものは意図していない力がかかった時には思ったよりも簡単に破断してしまうものだと思い知りました。

それ以来カーボンの自転車には怖くって乗れません(笑)

で、松山選手の映像を見たときにも、ああ同じだって。

あの場所あたりはてこの原理が働いて折れやすいのでしょうね。

>Ezさん

自分自身では経験ありませんが、こちらではむしろしょっちゅう目撃しています。(笑)
練習場で、ヘッドがもげて飛んでいき、誰かが大声で全打席の人に「球を打つのやめてー!」と叫んで持ち主が走って取りに行きます。
ケッサクだったのは、わたしの先生がドライバーのシャフトのしなりを見るために、
ヘッドを地面に置いてぐいぐいと押したらポキンと折れたときです。

ツァープロはものすごいヘッドスピードですから、ドライバーのクラブフェースにひびが入ったり割れることもめずらしくないようです。

松山君の新しいドライバーがぴったり来るといいのですけどね。
よくツァープロは、同じヘッドに同じシャフトをつけても同じフィーリングにはならないと何度替えさせるそうですよ。

マナー問題
そんな行いがない方が良いに決まっていますが(笑)
悪かった事は、次から直していけばいいと私も思っています。
メリーさんもおっしゃる通り、若いですもの。

指摘された一つ一つの事はきちんと努力もしていると思ってましたし。

優勝した事によって、その立場になった事によって、本人の意識ももっと変わってずっと相応しくなって行くんじゃないかと期待してます。

日本人にしては大きいけれど、元は細かったのをあれだけ鍛えたのは努力です。
悔しい思いもたくさんしてきてこその努力だと思います。

一番心配だった怪我も、これからは上手く調整していけそうと思いたい(笑

松山のゴルフに対するシンプルでぶれない考え方が好きなんですよね。
これからも、本当に楽しみだし期待しています(笑


そこでなんですが、タイガーには絶対復帰してもらい
優勝争いして欲しい!です(笑


>sugarpineさん

普通に考えても22歳は50歳、60歳の分別と人間としての成熟度はないわけです。
プロスポーツでテレビに写るから、みなに注目されるから、完成された人間でいなければならないのでしょうか?・・と思います。
成長し、改善していけばそれでいいことです。
毎週毎週、毎ラウンド何か勉強していると思います。

>指摘された一つ一つの事はきちんと努力もしていると思ってましたし。

わたしもそう感じています。

ジャック・ニクラウスは非常な人格者と思います。
どのプロのこともネガティブなことは言いません。
しかし存外率直な考えを言う人なのですが、彼が繰り返し松山のテンポが良いと誉めています。
去年のテレビ中継でも、複数の解説者が、彼はどのクラブを打つときもパットの時も同じテンポだと評していました。
「これがプレッシャー下でも自分のゴルフを維持出来るのだ」ということでした。

アメリカではタイガーファンもアンチタイガーも、テレビ観戦に情熱を失ってしまったようです。
試合出場が今年後半、優勝する強さが戻るのは来年かも知れません。
本人もいい加減うんざりしているのじゃないですかね?

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