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2014年全米オープン完結

出場プロをはじめゴルフファンのほとんどが、マーチン・カイマーが逃げ切って優勝すると思ったろう。

3ラウンド終了後5打差の首位、何より今週カイマーは他を凌駕するゴルフをしていると分かっていたのだと思う。

コース設定は3番ホールと13番ホールを短くしてドライバブル・パー4にしたと聞いてがっかり。昨日のようなタフなコースが見たかった。

松山は一つも写らないから良いプレーもしてないのだろうと(Wボギー、ボギーのスタートをリダーボードで知りびっくり)、テレビを見るでもなく見ないでもなく、しかし最終組のスタートになるとやはり見ずにはいられなかった。

一つ前の組のエリック・コンプトンのショットが良い。これがメジャー出場2回目、予選通過は初めてにもかかわらず(彼はセカンドクオリファイ通過で出場)、最終日は毎ホール1球1球が渾身のショット。この精神力はすごいなと思う。週を通してみて、マーチン・カイマーには及ばないが、その次ぐらいにパットが良い。

8番は493Yパー4、ほとんどバーディが出ないホールとジョニー・ミラーが言っていたが、素晴らしいセカンドを打ってバーディ。4アンダー。その直後にカイマーは7番でセカンドをグリーンの左側のラフに入れ、ボギー、8アンダー。この時点で4打差になった。10番終了時に再び4打差になったのが最後で、あとは差が広がるばかり。カイマーのショートゲームとパットが、信じがたい強さ。

ピンポジションは昨日ほど厳しい場所ではないかも知れないが、2日連続雨なし、31℃余の暑さ。グリーンは硬く速くなっている。

疲れで今までのスイングが出来なくなったのか、11番、12番、15番でボギーにしたコンプトン。最終18番のセカンドを右フロントバンカーへ入れた。

3打目をピンハイ右へ。これは簡単ではないショットだったとコースレポーターが言う。トータル、1アンダー、2位タイの位置を維持するために、このパーパットを入れねばならない。彼は今までPGAツァーに出場した試合で、今週が一番高い位置だという。

Sunday_compton_18thgreen

彼もある種のゾーンに入っているのだろうか、パットラインを見るのも落ち着いている。構えて、入るなと思った。プロが入れるときは何となく分かるものだ。入れて今日72、トータル1アンダー。

カイマーも最後のエネルギーを使っているのだろう、18番ドライバーのティーショットは右砂地へ。草の中にボールが入り込んでいるのでレイアップ。30ヤードほど前進したレイアップショット。「ダフったね。彼はダフったんだ。」と冷酷にジョニー・ミラー。(笑)

3打目、全米オープン最後のショットも素晴らしかった。ピン左下へ。

アナウンサー、ここぞとばかりに「カイマーは母の日にプレーヤーズ・チャンピョンシップを勝った。父の日に全米オープンに勝とうとしている。」

ほぼ同じラインで少し遠いファウラーがバーディパットを外し、コンプトンと2位タイになる。

カイマーのアドレスは背中からのカメラで、これまた外すように見えない。今週このストロークで数々入れてきたパット。素晴らしい転がりでストーンと落ちた。

日69、トータル9アンダー。2位と8打差は2011年全米オープンでのマックロイと同じ。

アメリカPGAツァーでの優勝3回はPGAチャンピョンシップ(2010年)、プレーヤーズ・チャンピョンシップ(今年5月)、全米オープン(今週)。なんと輝かしい履歴か。逃げ切り優勝はおもしろくないものだが、メジャー最終日はタフなコースとの闘い、いっときの油断や判断ミスが2打3打につく怖さで、1日テレビにへばりついて悔いはない。

コンプトンとマーチン・カイマーの最終日ハイライト

全米オープンリーダーボード

《註》なお、昨日の記事でwire to wireでの全米オープン優勝の数に誤りがあったので訂正しておきましたが、初日から単独首位を維持して優勝したプレーヤーは下記の通り。

1914年ウォルター・ヘイゲン、1921年ジム・バーンズ、1953年ベン・ホーガン、1970年トニー・ジャックリン、2000年&2002年タイガー・ウッズ、2011年ロリー・マックロイ、2014年マーチン・カイマー

NBC主席解説者を長年担当したジョニー・ミラーは今年の全米オープンが最後になる。中継の最後に挨拶があり、目が赤くなっていた。ナショナルオープンをカバーしてきたので、タイガーの全米アマチュアの時代からだ。

歯に衣着せず批評するので嫌う人もいるが、コースや選手の下調べを入念にするので有名で、事実を視聴者に伝える解説者だった。引退して引っ込むほどの歳ではないので、またどこかで解説を聞きたいものだ。(来年から全米オープンはフォクススポーツという局に変わり、同局は解説者にグレッグ・ノーマンと契約した)

Sunday_hideki

松山英樹はアメリカの中継では一つも写らなかったと思うが、ラウンド後「このコースを攻略するだけの力がない」と語ったらしい。複数のゴルフニュースサイトで同様だったから、日本メディアに答えたのだろう。

「僕はメジャーで勝てると思っていますし、勝つと思ってやるのが大事だと思っている。結果が出なくても、一つずつやっていけばチャンスはある」by ゴルフダイジェスト

この子は言うことが正しいからよろしい。(笑)ゴルフ向きのハートをしているとわたしは思うのだけど。 

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