タイガーの“ワールドチャレンジ”と米Qスクール
驚くなかれ、先週水曜日の夕方から今日月曜日の午前まで雨だった。ロスには極めてめずらしい、連続の雨天日。
タイガーホストのワールドチャレンジは4日間お天気が悪く不運なことでした。現地観戦のチケットなど買わなくて良かった。開催のシャーウッドCCはテレビで見るより傾斜がきつく、好天でも腰に来るのに雨で弛んだラフではわたしにはとても歩けない。スタンド席を買っても屋根がついてるわけじゃなし。(笑)
画像は3日目のタイガー。さしものメンテナンスが良いシャーウッドCCも、4日目になると地面にかなりの水分、ボールが落下地点でずぼりと埋っていた。
去年に比し、見るだにギャラリーも少なかった。
タイガーは初日はショットが良くなかったが、12フィートから20フィートぐらいのパーセーブパットを何度か入れてアンダーであがった。
内容でいうと2日目が一番良かったのではないかと思う。アイアンが全て良かったし、特に今年弱点であったウェッジやショートアイアンのディスタンスコントロークが良かった。ついに克服かと思ったが、3日目と最終日は距離が合っていなかった。
何よりひどかったのは20~30ヤードからのチップ!雨でずぶずぶの芝を考慮してもグリーンに届きもしないチップを何回も見せられてはげんなりだ。
しかし今季終盤は蓄積した疲れが出て、ガス欠といったところじゃないかと思う。
タイガーにしては近年で最も出場試合数が多い2012年だった。1月17日~20日のアブ・ダビ・HSBCチャンピョンシップまで6週間の休みとなる。
いつか書いたかも知れないが、3年前のタイガーの状況から今季のPGA3勝までよくカムバックしたものと思う。スキャンダルだけではない、離婚、スイング改造、左膝と右アキレス腱の故障。その間、ノンストップのバッシング。解説者、アナウンサー、レポーター、スポーツメディアのネガティブなコメントはいまだに続く。
スイング改造も、結果が出つつある。来季、さらに完成したゴルフ力になることを期待したい。
タイガーの話ばかりになったが、一昨年プレーオフでタイガーを制してワールドチャレンジに勝って以来優勝がなかったグレーメ・マクドーウェルが初日からの好プレーを維持して2年ぶりの優勝。
彼の嬉しそうな顔は、どんな試合でも優勝することがいかに難しいか、またどれほど彼らの自信復活になるかを物語っていると思う。
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たった12人のフィールドだったが、南アフリカ、サンシャインツァーのネット・バンク・ゴルフチャレンジでも今季勝ちのなかったマーチン・カイマーが優勝。
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さてさて、先日終わった米LPGAのQスクールでは上原彩子プロと有村智恵プロが通過。そりゃ通ると思いました。近年、日本LPGAで複数回優勝しているのだから、実力が違う。
来季から見られるわけで頑張って下さい。(上原さん、このゴルフウェアはちょっとぉーですね、アメリカでは・・・)
PGA男子Qスクールのほうは、今日ずっとスコアをチェックしていたが、最後にダン-ホワン・リーっていう人がロス・フィッシャーを追い抜いて1位通過。
Dong-hwang LeeをYahooで検索しても出てこず、Googleでは韓国のゴルフプロで日本ツァーで2回優勝とあった。
あー、「ドンファン」という(けったいな)名前のプロだぁーと思いついた。(笑)
彼のゴルフは日本滞在中もTV中継で見た記憶がないが、まだ25歳なんですね。
2位タイのロス・フィッシャーはヨーロッパツァーで4勝している。アメリカでメジャーにも出ているので、長身で細身、ノーブルな顔には見覚えがあると思うが、わたしは彼はメジャー取れる器じゃないかと思っていた時期がある。
来季からPGA参戦というわけです。
ロバート・カールソンや2度の心臓移植を乗り越えてPGAツァープロになったエリック・コンプトンが通過は、まあ順当な結果に見える。カールソンは故障で成績不振になったと記憶する。
今年は26人、順位では22位タイまで通過。
多くの見覚えがある名前が落ちていますね。ツァーカード取得も大変なら、維持するのはさらに厳しい。
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