CIMBクラシックのタイガー
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今週は全部アジア開催で、アメリカではアジアツァーとPGA共催の“CIMBクラシック”がライブ中継だった。
東南アジアからのライブ中継はロスの夜から夜中辺りまでだから見やすいが、ブログは更新しにくい。(笑) 見終わると寝る時間で、日中はいくら暇人でもやることがあるのだ。で、夕飯が終わると次の中継が始まる按配で。
アジア、ことに東南アジアではタイガー人気はいまだ絶大ですね。マレーシアは99年のワールド・カップ以来13年ぶりだそうだ。アメリカ代表としてマーク・オメーラと組み優勝。21アンダーで個人でも優勝。
しかし先週のLPGAを見ていても思ったが、あんなに暑くて湿度が高い場所で試合をするのは酷だ。わたしはマレーシアもタイも行ったことがないが、ゴルフをするなら日の出とともにスタート。9時か9時半には終了するのが理性というものじゃあるまいか。
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往年の強さにはまだ復活していないが、タイガーを招待する以上、みなタイガーとプレーしたいのだ。
2週間前の“トルコ航空ワールドファイナル”ではトルコゴルフ協会の会長がプロアマで回り、「金払ったんだから今週タイガーは自分のものだ」と無邪気なジョークを言ってご機嫌だった。
マレーシアではプロアマの相手は首相だった。あちらでは名前が5つも続くのですね。ラザック氏。
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初日は最初のハーフはしばらく試合から遠ざかっていた人のように今一錆びたようなゴルフだったが、バック9は快調。ティーショットが非常に良かった。
(タイガーがツァー一番のフィジカルシェープだが病気じゃないかと思うほど汗をかく。終わってから、これほど蒸し暑い気候でゴルフするのは久しぶりだと言っていた)
始まる前からタイガーも言っていたように、このコースでは20数アンダーが優勝スコアになる。6996ヤード、パー71。
いまどきのPGAプレーヤーの飛距離では短かすぎる。これはもうわたしの使う番手で換算すると、4400か4500ヤードだ。
彼等には、パー65ぐらいでいいのじゃないか。わはは。
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2日目に組んだ南アフリカのジェーブ・クルーガーはタイガーを見たこともなかったそうだが、パットを入れる度にフィストパンプでタイガーと大勢のギャラリーの前でどれだけのゴルフが出来るかという意気込みだったろう。彼は体が小さい。時として飛び上がるようなスイングをしてティーショットを打つのは、ジュニアゴルファーみたいだ。パットが素晴らしい。
66・67と来て、3日目がいかんかった。3ラウンドのバック9で39叩いて、これで優勝の可能性を失くした。(結局ワトニーが22アンダーで優勝だから、タイガーが59で優勝、60でプレーオフになったわけだが。)
コースレポーターは11番パー5でバーディを取れなかった時から流れが変わったと言っていたが、14番パー3でボールがグリーン下の土手を直撃、池に転がり落ちたあとの顔は、落胆というより傷心の人のようだった。
本人はミスカリキュレーション(距離の読み間違い)と言う。風もないのに何を間違うのかわからない。あれは大きめのクラブを持ってイージースイングしてイージー過ぎたのではないかと愚察した。
そこからダメ男タイガーが止らず、17番パー5でバーディパットを外したあと、セカンドをタップインしようとして集中せず、あるまじき3パットでボギー。
あれはもう夕食抜きの罰を食らわすところだ。(笑)
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3日目終了時、マレーシアのゴルフファン(タイガーファン)のために気の毒になった。連日32~34℃。体感気温は40℃を超えるようだったろう。気候に慣れている人達も、可能な限りツリーラインの木陰に立っていた。
彼等のために、最終日は良いプレーをして欲しいと思った。
終わってから、「今日の目標は20アンダーにすることだった」と言っていたタイガー、アグレッシブに攻めて最初の3日間よりドライバーを使った。(左、1番のティーショット。右、2番ホールを移動するギャラリー。ひぃーっ)
実は夜に練習に行っていたもので、帰宅して6番ホールぐらいからライブ中継を見始めた。あとでDVRを見たが、結果は分かっているので早送りしてタイガーのプレーだけ見るのが楽しい。(短いパー4、6番のアイアンでのティーショット)
PGAの中継と違って、ピンへの距離などのスタティスティックが出てこないが、最終日のタイガーはかなりピンに近く打っていたのではないかと思う。ニック・ワトニーは10アンダー、バーディを11個も取っているが彼は長いパットも相当入れたと思う。
精神的にかなり落ち着いてきたのではないかと感じる。レギュラーシーズンは既に終わったこともあるかも知れないが、この夏頃より良い顔になっていると思うがどうでしょう。
最終日の赤いシャツはことに体にへばりついて、グショグショ。
ということで優勝には届かず、首位と3打差、4位タイだったが、最終日に良いゴルフをして見るほうも後味が良い試合だった。(笑)
ほかのツアーも書くつもりが長くなったので、またにします。
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