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プエルトリコ・オープン最終日を見て

これはWGCキャデラックチャンピョンシップの(俗にいう)裏試合で、普段なら見ないところだ。

石川遼はワールドランキングが53位でランキングからのマスターズ出場資格がないゆえ、この試合と今週のトランジション・チャンピョンシップ、再来週のベイヒル・インビテーショナルの3試合連続出場してワールドランキングの順位を上げる計画だった。

しかし、この試合直前にマスターズ委員会から特別招待すると発表があったわけです。

3日目のラウンドもDVR早送りで見たが、ショートゲームの素晴らしさ、パットの良さはPGAトップレベルを抜くものがある。ティーショットが悪くて、予選通過者中、フェアウェイキープがビリから数人目だったという。

Puertorico_sat_ryo_16th 3ラウンド目は確かグリーン周りから2回チップインがあったと思う。チップインしたあと、ギャラリーの誰かに合図しているところ。全体としてはコースを歩いているギャラリーが多数とは言えないが、遼くんについて歩くギャラリーが一番多いようだったし、声援が大声。リィーヨォー!という掛け声は、アメリカ人に違いない。(笑)

*

日曜日。1番ティーグラウンドでは、東北大震災丸1年ということで、追悼の意を表して一人黙祷したそうである。帽子に黒いリボンをつけていた。

首位ジョージ・マックニールに3打差、10アンダーでのスタート。フロント9はバーディ1つ、ボギー1つで折り返す。その時点で、ヘンリック・スタンソンとマックニールが13アンダー。

10番430Y、セカンドを9番アイアンでピンハイ左へ。TVブースは「バック9で飛びぬけたスコアが要る。少なくとも5アンダーを出さないと。」と言う。

入れてバーディ。マックロイもそうだが若いプレーヤーはパットを入れるときのストロークの思い切りが良く、ボールの転がりが違う。11アンダーへ。

11番199Y。ピンハイ左へ。入れて、12アンダー。

12番465Y。ティーショットは左ラフ。「フェアウェイキープ率はほとんど50%だ。予選通過の73人中69位。このティーショットの悪さが今にスコアに出るんじゃないか・・」と解説者の一人。(このネガティブさはアメリカ人だな・・・)

この試合には一人、以前ヨーロッパツァーで解説していた人が入っている。彼は実によく調べていて遼くんのこともかなり知っているし、練習風景も観察している。ちなみにヨーロッパツァーの解説者陣の秀逸なこと、羨ましい限り。

左ラフ、土手下、前後にパームツリー。178Y、パームツリー越えにグリーン左前へ打つ。(後刻、同じ場所にヘンリック・スタンソンが行っていた)

チップはカップなめてピン後方。パーパット外して、11アンダーへ戻る。

13番415Y。ティーショットは3Wで。セカンド150Y、9番アイアンをピン後ろへ。バーディパットはちょっとスピード不足でローサイドへ。パー。

14番459Y。ティーショットはフェアウェイバンカーへ。遼くんはティーショットの良いときと悪いときのスイングが、後方からのカメラで素人目にもすぐ分かる。

セカンド、5番アイアンでグリーンセンターへ打って、バーディパットは入りそうだった。パー。

15番600Y。ティーショットはフェアウェイ。セカンドもドライバーで渾身ショット。グリーンちょっと前の花道へ。ここからのチップはあまり良くなかった。ちかしパット入れてバーディ。12アンダーへ。

16番169Y。9番アイアンじゃないかと思うが、グリーン右奥部分へオン。パットは良い転がりだったが入らずパー。

17番411Y。ドライバーを持っているのを見て、TVブース「アグレッシブな作戦だな」 左フェアウェイバンカーへ。奥にひょろ長い変な形のグリーン。

99Y。ここからのバンカーショットが出色だった。ローパンチショットで、ピンハイ右7,8フィート。打った後、遼くんは笑っていた。(キャディーに向ってか・・)

グリーンサイドで往年の名選手チ・チ・ロドリゲスが見ている。このパット入れたとき、チ・チは周りのギャラリーと共に手を叩いていた。13アンダーへ。この時点で首位タイ。

18番630Yと画面に出ていたが、もっとティーは前だったろう。ティーショットは右の食い込んだラフを打ち、フェアウェイに転がる。セカンド255Y、ロングアイアンだが4番アイアンじゃないかとTV。グリーンに、2,3ヤード足りず。あと1ヤード強かったらグリーンを駆け上りピンそばだったろうと解説者。

Puertorico_sun_18th_eagleattempt カップイン可能なチップ。カップのほうへ曲がっていき、15cmかカップ下で止る。タップインバーディで14アンダー。この時点でもマックニールと首位タイスコアであった。

遼くんは、プレーオフに備えて練習場に行ったが、終日さえなかったマックニールが(笑)、17番18番も連続バーディにして16アンダーで引き離した。

Puertorico_sun_18thgreen グリーン上で拍手するのは、応援してくれたギャラリー礼賛の拍手。ヨーロッパプレーヤーがよくやる。

ドライビングディスタンス、292.3Y、9位

フェアウェイキープ率、53.6%、69位タイ

ラウンド平均パット数、26.5、1位

グリーン/レギュレーション(オン率)、68.1%、45位タイ

日本でのハードスケジュールを思えば、アメリカでの3連戦など何でもあるまい。この試合の単独2位で既にワールドランキングは47位に上ったそうだが、マスターズ目指して更にゴルフ力をつけてほしいと思う。

彼はいまだにプロのコーチを持たず、スイング改造も自分でしているそうだが、色々なショットを持っていますね。これは、NBC解説者のジョニー・ミラーが鋭く指摘していたように、試合に行っては練習場で他のプロのスイングやショットを見て、技を盗んで(という言葉は悪いが)、自分で会得していったものとみられる。

本人はアメリカPGAでプレーしたいと言っているが(現在、テンポラリーのプレーヤーステータスを有す)、結論はチーム石川として考えたいと日本メディアに答えた由だ。(この項、ゴルフ業界の方のブログより引用)

ツァーゴルフはビジネスであり、招待にしたってお金がモノを言っているのは子供じゃない限り想像出来るはずだ。しかし、そこからチャンスを掴むかどうかはプレーヤーの結果を出すか出さないかにかかっているから、石川遼のこの成績は立派と思う。

野球もしかり、プロスポーツ選手たるもの、世界のベストの土俵で戦いたいに決まっている。

わたしは石川遼が世界でプレーするといいなと思う。はっきり言って悪いが、日本のツァー、日本のツァー開催コースではゴルフ力の伸びる要素がない。

男子ツァーは4月まで開催が無い有様。いったい何ヶ月休暇なんだ?その間、TVの録画撮りやら、ゴルフを磨くとはほど遠いアクティビティーが多い。

秋のFedExプレーオフシリーズが終わって、日本オープンだけ出ればいいんじゃないの。(笑) ナショナルオープンは、出なくちゃ、というかタイトル獲らなくちゃね。

今まで日本ツァーを肩に背負せ、メジャーに出場すれば日本からのアンリアリスティックな期待を寄せられ、欲の皮がつっぱった大人にスケジュールを決められ、いい加減好きにさせなさいよと思う。

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コメント

メリーさん、こんにちは!

プエルトリコオープンは見られなかったので詳しい解説ありがとうございました。
大変嬉しいです。

彼にしても、タイガーにしても、頭ひとつ抜けている選手というのはカップに近づくほど
パフォーマンスを発揮しますよね。下り1mを2mオーバーするぐらい強気で打てるのは
技術+勇気の両輪かと。

世界でプレー、まったく同感です。わざわざ天井の低い所で活動して、猫背になる意味が
わからない。世界一は無理でも、メジャーなら十分チャンスがあると思います。
いずれはクラブもナイキと契約するでしょうし、少なくとも来年はそちらへ行くのでは?
と思っています。


タイガーは膝ではなくアキレス腱だったようですね。膝だったらとゾッとしましたが、
マスターズまでには復帰してくれると期待しています。

>hiroさん

こんにちは。

初めて遼くんをリビエラCCで見たときは、可哀相になりました。
背は低く、体は細いし、背はまだ伸びるにしろ、とても世界の舞台で通用するようになるとは思えなかったのです。
飛距離はそう遜色なかったですが(欧米プレーヤーも飛ぶ人ばかりじゃないですから)、体が持っている強さというか、それがあまりに欠けているのではないかと。
あれから、背も伸び、明らかにジムで鍛えていますね。上半身が大きく首も太くなっています。
去年は優勝もなく、アメリカでも良いところがなかったですが、彼はどんどん吸収する力と知性を持っていると思うのです。ゆえに、アメリカで色々なコース、芝、気候でプレーすると実力がつくと考えます。

20歳と言ってももう何年か日本ツァーや欧米ツァーに出場していますから、早いほうが良いように思います。

タイガーは医者から,左アキレス腱が“mild strain”を起こしているといわれたそうで、今週後半にはボールを打てるだろうということです。
やはり3週連続出場、膝も下肢も良いのでラウンド後も練習していたようですから、使いすぎでしょうね。彼はパーフェクショニストで、何でもやり過ぎますね。(笑)

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