エクサイティング・ミケルソン/ノーザントラストLAオープン終了
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ゴルフ中継はロスの午後3時に終わるところを4時20分ぐらいまで延長しましたが(出勤前)ライブで見られたでしょうか。
今週のミケルソンを見ていると、やはりツァーを引っ張っていくのはタイガーかミケルソン、あるいはその両方だとしみじみ思った。ギャラリーのつき方が違う。
木曜日も強風にもかかわらず結構ギャラリーが多くて驚いた。金曜日は、ミケルソンが終わったらマジョリティーの人は帰ってしまったような。(笑)
今日の18番グリーン周辺の人数は、ここ数年で最多じゃなかろうかと思った。ミケルソンが先週ペブルビーチで強い勝ち方をしたのと、今週はずっと首位を維持してきて2週連続優勝がかかっていたことも貢献しているでしょう。
午後用事があったので途中まで見て外出、一度帰宅すると試合は佳境に入っていた(笑)。というか、これを見たらもう録画した分は見なくていいのじゃないか。
18番ホールのミケルソンのドライバーでのティーショットがフェアウェイを打ち、少し右手に止ったのは奇跡のような気分。昨日はここを3Wでティーショットしたのです。この長い上りパー4でね。
唾吐きキーガンも素晴らしいティーショット。
ミケルソンの残りが164ヤード。これを9番アイアンとTVは言う。昨日、16番パー3、169ヤードを9番アイアンとコースレポーターが言った時はTVブースのニック・ファルドーが仰天したようだが、左のツリーラインを向いて大きなドローをかけたボールはピン右8フィートへ。
今日の9番アイアンもドローだろう。ピンハイ右エッジへ。27フィート(9ヤード)。このパット入れたときのギャラリーの喜びよう、ミケルソンのタイガーもどきのフィストパンプ。ミケルソンファンはこれで勝ったと思ったに違いない。
後先になったが、キーガン・ブラッドレーは2打目が残り152Y。ミケルソンは9番アイアンだったが、ブラッドレーはPW。これをピン右下、13フィート。入れたキーガンもパンプアップしてました。
しかし、往年のLPGAプレーヤー、パット・ブラッドレーの甥っ子、キーガンはけったいな若い子ですね。パットのラインを読むとき、顔を半分そむけて、目ん玉を左隅に寄せて睨む。
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そしてプレーオフになるわけだけれども、ミケルソンは18番でのセカンドショットとバーディパットでメンタルエネルギーを使い果たしたんじゃないか。プレーオフでは急に疲れた顔になっていた。
ビル・ハスは性格が穏かな人ではないかと思う。それも初優勝まで数年かかった理由の一つかも。
セカンドがグリーンにショートしても一瞬苦い顔をしたあとは、慌てず騒がずの感があった。
プレーオフの勝敗が決まったのはニクラウスが世界一の短いパー4ホールだと言った10番。今日は315Y。
ビル・ハスが大きすぎの左ラフ。ミケルソンがショートして右下ラフ。ブラッドレーが右下バンカー。
ビルがあっさりと右奥ピン方向を諦めグリーンの下部へチップ。賢いなぁ。ミケルソンのライは悪くなかったが、ボールは反対側のバンカーに転がり落ち、キーガンは奥エッジへ。
ハスのパットは45フィート。するするするーっと上っていって入ったー。彼は4ラウンド目でも左ラフに打って、チップでピン横8フィートに打ってバーディにしている。ビル・ハスは感情を強く出さなくて、いつもクール!って顔をしている。
こんなに口惜しがらんでもと思ったが、ブラッドレーは才能あるゴルファーですね。PGAチャンピョンシップで無名で優勝したプロは、それだけで消えてしまう人が少なくないが、彼はそうではない器でしょう。
優勝を逃したミケルソン、ペブルビーチの最終日と違って今週は内容は大して良くなかったが、ショートゲームとパットで首位を維持してきた。強い「2位タイ」だったと思う。
マッチプレーは不出場。次の試合は3週間後の、WGCキャデラック・チャンピョンシップ。
来週はWGCマッチプレーチャンピョンシップ。組み合わせの正式発表は明日だが、すでに決まっています。なおマッチプレーは水曜日が初日。
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