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東西ツァーで驚きの最終日

タイガーのプロツァー優勝パーセンテージは27%だったか、そんなものです。インターナショナルの優勝を入れるともっと高いかも知れない。

ヨーロッパツァーとしての優勝が38回だそうだ。エントリー100試合余。

ともかく27%として、出場試合の73%は勝っていないのだから、何も今週勝てなかったことに驚くことはないが、ファンとしてはこの2年余り忸怩たる思いで復活を待っていたので、その期待は理性を曇らせる。(笑)

タイガーの最終日のまずいパーフォーマンスを何のせいにするか、高みの見物をしている我々は好きに言える。去年のマスターズで怪我して以来の試合数の少なさ、2012年に好スタートを切りたいという焦り、首位スタートでのプレッシャー。

それとも単に、ゴルフでは誰にでも起こる、「ある日は何でも上手く行って、翌日はそのリズムが無くなっている」という現象がたまたま日曜日に起こったということだろうか。

初日のティーからのショットの完璧さから、たった3日でフェアウェイキープ2ホール。コース上で何回、タイガーは“Bite!”“Bite!”と叫んだか。例外なくボールはフェアウェイバンカーへ。

パーオンは18ホール中17ホールというタイガーの生涯ベストのようなショットの安定度が、最終日は6ホールでグリーンオンしただけ。

実際、タイガーのショートゲームがなかったら、今日は同組のピーター・ハンソンと同じく78叩いていたかも知れない。

Abudhabi__4thr_2ndhole3rdshot 数少ない見所は2番パー5。2打目が左のツリーライン。このコースは木の下は全て砂地になっている。中腰で打とうとするタイガーに、マスターズでの土曜日、松の枝の下からのショットで膝と足首を傷めたことを思い出す。

Abudhabi_4thr_longbirdieputt_2ndhol このショットがグリーンフロントエッジまで転がった。少なくともパーセーブは出来ると思ったとき、40フィートの上りを入れバーディ。しかし、おそらくヨーロッパツァー以外では無名に近いロバート・ロックもバーディパットを入れ返す。

次のホールも同様。

インタビューで、10番ホールで流れを変えられなかったが敗因だったと言っている。

10番582Y。タイガーはドライバーを打ったあと、恒例の“Bite!” フェアウェイバンカーへ。2打目、バンカーショット、再び“Bite!”。左のファーストカットラフへ。

Abudhabi_4thr_fronbunker_10thgreen そこから良いウェッジショットを打った。「(右エッジから)ピンへ寄るはずだったが・・・」エッジに止ったボールは転がり戻ってバンカーへ。このバンカーショットはカップに入りそうなラインだったがピンを15フィートを越し、パーパットを入れられずのボギー。タイガーは11アンダーに落ち、ロックは13アンダーを維持。

結局、ここからバーディが取れず、このスコアでホールアウト。

ロックは16番でバーディを取り、これが大きかったと本人。

Abudhabi_4thr_18thgreen_rocktiger 彼は非常に謙虚な人で、「今週は良いプレーをして、最終日にタイガーと同組で回ることが出来た。それだけでもラッキーなのに、優勝出来たのは格別です。」と直後のインタビューで言っていた。朴訥と語るイギリス人。

Abudhabi_4thr_robertrock Abudhabi_4thr_rock Abudhabi_4thr_trophy_rock タイガーは憧れのゴルファー。タイガーがべスページ・ブラックで全米オープンに勝ったとき、ゴルフレッスンをしていたゴルフクラブで(TVを)見ていたそうだ。2003年にツァー入りして、去年イタリアンオープンで初優勝。

タイガーは日に日にパットが良くなっていたのが嬉しい。アドレナリンかスイングの加減か、飛びすぎるのもこれからペブルビーチ・プロアマまでに調整すべき課題でしょう。マスターズまでに2勝すべきとわたしは思っていますがね。(笑)

一つ前の組を回っていたマックロイも今一の内容だったが、バック9で2つバーディを拾い、69。トータル12アンダーの単独2位。

Abudhabi_4thr_trophyceremony タイガーはグレーメ・マクドーウェル、トーマス・ブヨーンと共に3位タイ。画像は表彰式を待つ間談笑するタイガーとマクドーウェル。

flagアブダビHSBCチャンピョンシップスコアボード

*        *        *

続いてPGAツァーのことを少し書きたいと思う。

昼過ぎに孫をゴルフにレッスンに連れて行ったが、家を出る前、PGAツァーのファーマーズ・インシュアランスオープンでは首位カイル・スタンレーが1番、2番ホールと連続バーディで20アンダー。次位は13アンダーだったか14アンダー。

レッスンが終わったあと入ったランチョのスポーツバーのTVではまだ20アンダー。

そして、帰宅してTVをつけると、スタンレーは19アンダー。最終18ホールをプレー中。リーダーボードではブランディト・スネディカーが既にホールアウト。16アンダーじゃないか!

3打の差をつけていても、PGA初優勝がかかるプレッシャーで18番は池がある。う~~~む、まだ結末はわからないぞ。

しかし、18番ホールをフェアウェイから見る景色は懐かしい。あの全米オープンの興奮は今何処。(笑)

スタンレーは痩身、体脂肪2%だそうだ。ロングヒッター、かつフェアウェイキープ率が良い。18番はティーショットはフェアウェイキープだったが、3打差があるのでレイアップした。

3打目は86,7Y。そこからピンを狙ったんだわね~。( ̄0 ̄)

ピンちょっと上にランドしたボールはスピンバックして止らず、ころころとグリーン下のラフを転がる。スピードを落とし止るかに見えたボールは再び重力の法則に従う。

ポテチンと池に落ちる。

全てプレーヤーに責があるったって、未勝利の24歳なんだからキャディーがスローダウンさせなさいよ。

すべてをちゃかちゃかと速くプレーしたように思う。

Sandiego_18thhole_5thshot 1打罰でドロップしたところは、ピンまで70ヤードぐらいの左ファーストカットラフ。ラフにしたのはボールのスピンを減らす意図から。この5打目はピン上45フィート(13.5m)へ。

長い下りのファーストパットは3.5フィート(約1m)、カップにショートした。

このあと同組のジョン・ローリンズがスタンレーと同じようなラインだかもっと上からパットし、ボールはカップ左を通り抜ける。ローリンズの上りの返しパットを入れるとき、池上の土手でスタンレーとキャディーはしゃがんでラインを読んでいた。ピンはうんと池寄りだったから、いくらタップインのパットでもあれはどうかと思う。ローリンズも振り返って一瞥していたが、スタンレーとキャディーはそれだけ余裕がなかったのだと思う。

そうして、このセカンドパット(入れればWボギーで17アンダー、優勝)を、これまた時間をかけずにパットし、ローリンズと同様カップ左側を通り越す。

(セカンドパットのとき、ボールをボールマーカーの前に置く際、スタンレーの人差し指が震えていたように見えた。)

Sandiego_18thhole_johnrollinsstanle 3パットでトリプルボギー。16アンダー、プレーオフ行き。画像は帽子とサングラスをとって握手したあと、歩き去ろうとするスタンレーに言葉をかけるローリンズ。呆然として心ここにあらずの感があった。

*

練習グリーンでパットの練習をしていたスネディカー。オフィシャルがプレーオフになったと呼ぶ。

Sandiego_4thr_stanley 18番ホール(570Y)から。画像はこのホールではないが、スタンレーはトリプルボギーのあとにもかかわらず、良いティーショットでフェアウェイへ。飛距離も出ていた。彼は今シーズンのドライビングディスタンスで2位の315.7Y。

スネディカーはティーショットが左フェアウェイバンカーへ。

スタンレー、ピンまで241Y。フェアウェイウッドでハイフェードを打つ。良いショットだったが、グリーンにオンしたボールはバウンスして奥ラフに入る。

スネディカー、フェアウェイ右寄りにレイアップ。3打目87Yをピン上に打ち、転がってピンハイ左3フィートへ。(4ラウンド目でも似たようなヤーデージ、ほぼ同じところに打ったそうだ)

3打目、スタンレー、奥ラフからのチップはスネディカーのボールの隣へ。

スネディカー、スタンレーの順でバーディパットを入れる。

次のプレーオフホールは16番パー3、195Y。

スタンレーはグリーンのフロント部分へオン。スネディカーは5番Iで奥ラフへ。チップをカップ向こうへ。

Sandiego_2ndplayoff_missingparputt スタンレーは上りファーストパットが6,7フィート、ショート。スネディカーは先にパーセーブパットを入れたが、スタンレーはこのパットを外してしまう。

直後のインタビューに、TVブースのニック・ファルドーが3秒待ってあげろよと言っていた。インタビュアーのデビッド・ファハーティーも言葉が少なかった。

スタンレー「今週は良いプレーをしたと思った。今、ショックで、何と言っていいか分からない」

TVつけっぱなしにいたら、ゴルフセントラルで記者会見のもようを少し流していたが、スタンレーは涙を見せすすり泣きながら話していた。

これ見て思い出したが、優勝者のブランディット・スネディカーも何年も前にマスターズの優勝を逃したとき、記者会見で子供のように泣いていて驚いた。

勝って泣くのは良いが、負けたときに泣いちゃいけないと、母親に言われたとケン・ベンチュリーが披露していませんでした?(アマチュアでマスターズを首位で最終日に入り、80叩いて優勝を逃した。未だにアマチュアとして2位は最高位の記録)

PGAプロではこういう屈辱の負け方をすると、そのシーズン中か翌年ぐらいには優勝を果たすケースが多いように思う。

flagファーマーズ・インシュアランオープンスコアボード

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