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第140回全英オープン帰結

The 140th Open Championship、あるいは第140回全英オープン。この「140回」という古さに圧倒される。

ゴルフ発祥はおそらく数百年に遡るだろうが、こうして世界のすみずみにまで広まり、我々もその恩恵に浴して人生を豊かに過ごせているのだから有り難いと思う。

*

Sunday_clarke_winningmoment Sunday_clarke_claretjug 見事な優勝でした。

犠牲という表現をするのは適当ではないかも知れないが、ダーレン・クラークは奥さんの闘病生活と亡くなったあとの悲嘆、また幼かった二人の子供達の世話を優先するため、ツァープレーヤーとしておそらく数年は遅れたと思う。

仕方がないこととは言え、わたしは彼のゴルフ力を惜しみました。

彼やトーマス・ブヨーンは、そもそも贔屓するプレーヤーです。タイガーの最も強かった時期、タイガーと優勝争いをして勝っているから。

彼ら自身が公言しているように、彼らにはそれが誇りなのです。(それゆえと思うが)タイガーと親しい。

その、ゴルフを犠牲にした数年が報われて嬉しい。

・・・なーんてことはわたしの(大衆の?)センチメントであって、クラークがそれだけ才能があり、復活してさらにメジャー初優勝するまでに努力を重ねたということだろう。

“I always believed I had enough talent to challenge and win one.”

(自分には挑戦して勝てるだけの才能があると常に信じていた)

優勝後、表彰式のため18番グリーンに戻るときにそう言ったそうだ。

*

直後のインタビューで、「前の晩にローリー・マックロイからとタイガーからは2回テキストメッセージをもらって、励みになった」と言っていたが、記者会見ではタイガーからのテキストの内容はいっさい言うつもりは無いと答えている。

優勝が決まって2,3分後、タイガーはツイッターで祝福していた。

“Very happy for Darren Clarke, well deserved win.”

Sunday_chubbychandler_interviewed またクラークはマネージャーのチャビー・チャンドラーに対する感謝の言葉を、優勝スピーチで初めて述べている。画像はメディアのインタビューを受けるチャンドラー。

クラークが彼がかかえる初めてのゴルファーだったらしいが、彼がエージェントをしているグレーメ・マクドーウェル(去年の全米オープン覇者)、チャール・シュワーテル(マスターズチャンピョン)、ローリー・マックロイ(今年の全米オープンチャンピョン)と、この13ヶ月で4人のメジャー勝者を出した。

*

ミケルソンはさすがでしたね。

彼は好き嫌いが分かれるプレーヤーだ。そしてタイガーファンはミケルソンを嫌い、ミケルソンファンはタイガーを嫌う傾向にある。(わたしに言わせると、そこら辺がアメリカ人の知性の無さというか品のないところだ)

今まで全英オープンで良い成績を出したことがなかったが、あの悪天候でリンクスコースの風を計算したショットを打つ才能、やはり類い稀だと思う。

「ここ2年メジャーで良いパーフォーマンスをしていなかったので、今週はそういう意味で満足だ。打ちたいところに打ちたい球を打てて非常に楽しかった」と言っていた。

Sunday_phil_birdie_6thgreen Sunday_phil_birdie_10thgreen 最初の10ホールで6アンダー、次の8ホールで4オーバーという、実にミケルソンらしい最終日を見せてもらった。左は6番のバーディ、この時も風が強かったですね。

Sunday_bjorn_birdie_6thgreen VJ・シンの月曜日になっての不出場で、アルタネート(控え)から出場になったトーマス・ブヨーン。2003年全英オープンのリベンジはならなかったが、4位に入り賞金約42万ドル。来年の全英出場とマスターズ出場資格が得られた。

Sunday_djclarke_taylormade またしても、最終ラウンドで大ミスをしたダスティン・ジョンソン。今回は14番ホールで2打目をOBに打つという、痛恨のミスショット。あれがなくても、勝てなかったと思うが(早い回で2つもボギー打つようじゃ・・)、彼はリンクスコースに向いていますね。画像、クラークもジョンソンもテーラーメイドの白いドライバーですね。ジョンソンが7.5度でクラークが9.5度ってところか。smile今度調べてみます。

ということで、後味が良いジ・オープンでした。(笑)

さて、次のメジャーはPGAチャンピョンシップだけど、タイガーは出るのかしらん?

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コメント

>メリーさん
この4日・・毎晩6時ごろには就寝・・夜の11時ごろに起きて全英を見ていました。
初めのころは日本人のプレーに一喜一憂していましたが、
後半2日は優勝争いの我慢大会が面白かったですね~
最終ホールでのパーパットが届かなかった時にダレンクラークが笑って何か言った顔が素晴らしい好い顔でした♪
ところで、
タイガーウッズの復帰はまだ先ののでしょうか??
待ち遠しいですね~

>Bogey-Donさん

ロイヤル・セント・ジョージズは全英オープン開催コースの中で、最も難しいコースとされているそうです。
(ベン・カーチスが勝った年は、2,3のホールを除いてあまり覚えてないのですが)
厳しいコンディションで、ダーレン・クラークのショットがひときわ目立って楽しい観戦でした。

スタンフォード大学時代からの親友ノータ・べゲイⅢが主催するチャリティー目的の1日トーナメントが8月31日にあり、それにタイガーは出るとべゲイが先週言っていました。
(これはもともとは7月上旬だった予定をタイガーの故障のために、延期したもの)
公式試合の4日間トーナメントと1日のチャリティーゴルフとは違いますが、ほかの試合にもこの時期に復帰する気なのじゃないかと推測します。

happy01こんにちは

タイガーの復帰を心待ちしてる、今日この頃です。

ところで、ご存知かもしれませんが、あなたの文体に良く似たブログを見つけました。

「ゴルフアーに愛を(*^_^*)」
http://breakfastcreek.cocolog-nifty.com/test/mokuji.html

なかなか妙味に溢れた文体で、読みながらメリーさんを思い出してます。

メリーさんの筆力に、いつも感服してます。

メリーさん、こんにちは!

ダレン・クラークはほとんどのショットがコントロールショットでしたね。
ゴルフの原点を感じました。今週は世界中のアマチュアが練習場で
ハーフショットやクォーターショットを練習していることでしょう(笑)

しかし、タイガーが出ないメジャーは気の抜けたコーラみたいですね。
タイガーの圧倒的強さが懐かしいです。

今回思いましたが、11年前セントアンドリュースで一度もバンカーに
入れなかったタイガーの凄さを改めて感じました。

>パラメントさん

人生の大先輩にコメントをいただいたのに、気づくのが遅れました。何ということでしょう!
「ゴルファーに愛を!」というブログはパラメントさんが言及しておられたので、以来愛読しています。
筆者はテニスプロだそうですが、ゴルフへの造詣の深さは大方のプロもかなわぬ域じゃないでしょうか。

いえ、筆力も何も最近のわたしの日本語は娘にさえ笑われています。
脳細胞が減っていくのが自分でも分かりますよ!恐ろしい。

>hiroさん

「ゴルフの原点」、まさにぴったりな全英オープンでした。
いまどきのゴルファーは30代からジュニアゴルファーまで、フルショットで高い球、グリーンに止るorスピンバックするショットしか知らないのです。
ワンディメンションなので、状況が違うゴルフになると途端にスコアメーク出来ない、大叩きすることになるのです。
これが往々にしてツァープロにも当てはまるので、情け無い話です。

わたしはタイガーがいないツァーに段々なれてきて、それなりに見るようになりました。(泣)
(遠い将来であれ近い将来であれ)どう復活してくるか、誰にも予測出来ないですが、本人のためにもう一度勝てるタイガーになってほしいと思います。
実質2009年11月、33歳から違うタイガーになってしまったのですから、稀有のゴルファーとしてこのまま終わるのはあまりにも不憫に感じます。
まずは故障を治さないと、十分な練習さえ出来ないのですからねー。

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