クラフトナビスコチャンピョンシップ3ラウンド終了
初日も暑かったが2日目は39.4℃にも上る高温で、午後スタート組のほうがはるかに酷だったろう。
上田桃子のパット数37というのは朦朧としてラインを読む気力もなかったというところじゃないかと思う。桃子ちゃんや藍ちゃんはどうも体力がそれほどないように思う。ま、ヤーニー・センに比べたらたいがいのプレーヤーは体力で負けてるだろうが。(笑)
1番ティーからのグループでは最終だった美香さんは気の毒でした。2:05pmスタートで、ティーオフするときからホールアウトまで39℃ですよ。
その午後スタートグループ中、アンダーで回ってきたのがヤーニー・セン68とモーガン・プレッセル69。やっぱり若さですね(笑)。両方とも22歳。
失礼ながら三十路越えた不動さんが77・77というのは、日本ではまだシーズンも始まってないうえ、寒いところから39℃の砂漠に来て、身体もゴルフもアジャスト出来なかったのではと思っています。
途中で、キャディーがキャディーのビブもツナギ服も着てないと気がついたが、100度F(華氏100度=37.7℃)を越えると着なくてもいいという決まりがあるそう。
午前組と午後組の間にグリーンに水を撒いたというのだから、どれほどの高温と乾燥だったか想像出来ようというもの。ちなみに木・金曜日とも湿度6,7%でした。
朝早いスタート組で好スコアを出したのがステーシー・ルイス(69)、ミシェル・ウィー(67)。
ということで、予選終了。カットラインは5オーバー。
ホールアウト後のインタビューで、みんなグリーンに水を撒いてほしい、今日は硬くて速くて難しかったと言っていた。
ギャラリーもミシェル・ウィーがプレーしていた朝はいたが、正午すぎるとほとんが家に帰ったそうだ。(笑)
* *
土曜日はかなり涼しくなって、最高気温で32℃。曇天だったし、午後は風が出たのでしのぎやすかったでしょう。
今日はTVで見た方も多いと思いますが。
最終組ステーシー・ルイス(-9)&ヤーニー・セン(-6)
1つ前がジェーン・パーク&ブリタニー・リンシコム(-6)
2つ前がエイミー・ヤン&モーガン・プレッセル(-5)
3つ前がソフィー・グスタフセン(-4)&ミシェル・ウィー(-3)
2番521Yで追い風だったとは言え、ヤーニーはドライバーと7番アイアンで2オン、バーディ。
4番パー4でバーディ、7番パー4でバーディと、ここで既にルイスに追いついた。ステーシーも悪いゴルフはしていないのだが、ヤーニーがともかく良いゴルフをしている。
9番のヤーニーはちょっと危なかった。2打目が267Yもあったのに、3Wでグリーン狙ったようなプレー。グリーンが上っているし、あれは思ったところに点で打てても上らなかったろう。タイガーじゃないんだから。(笑)何とかパーセーブしたが、ルイスはバーディで10アンダーへ。
10番でヤーニーはすぐにバーディを取り、タイに戻した。強いっ。
11番536Yは表示をサバ読んでるのか知らないが、右ツリーラインの木越えでフェアウェイ右に打ち、下り傾斜に乗って転がる。コロコロとランが出るのじゃなくて、シュイーンと滑っていく感じ。打球のスピードが違うんだろう。
セカンドを5番アイアンで、ピンの棹に当たりピン後方へ。イーグルパットを外してバーディ。11アンダー。
この後、ルイスはもう二度と追いつけなかった。彼女は予選2日間と違って今日は長いパットが入ってなかったが、短いパットの確実さは素晴らしい。緊張なくストロークしているというか、シーズンオフよほど練習したのだろう。
パットが良くなっているのではモーガン・プレッセルが素晴らしかった。TVに写る度、グリーン右バンカーからのショットだったが、その全てでセーブパットを入れていた。
今週は高温、乾燥とコースが走るのでショートヒッターでもアプローチの番手が低くなってスコアが出るとジュディー・ランキンが言っていたが、温度がちょっと下がり湿度も出てきたのでプレッセルは途端に250Yも行かない。
彼女は好きですねー。この気の強さ、意地の悪そうなところが良い(笑)。10代の頃はぽちゃぽちゃしていたが、年々身体がしまってきた。歳に比してあまりに目の化粧が濃いと思っていたが、なかなか化粧も上手くなった。クリックしてみて下さい。
ミシェル・ウィーは見る度ラフから打っていたが、69。17番で素晴らしいバンカーショットを打ったのに、2フィート足らずのパットをちょろりと外して、7アンダーになったところを6アンダーにしてしまった。
明日はウィーとプレッセルが同組で、プレッセルがどうプレーするか注目しています。
アンジェラ・スタンフォードが猛チャージで67だが、最終ホールをボギーにしなかったとしても、最終日に追いつくのは無理だろう。
ほぼミスのないゴルフをしていた最終組の二人が、両方とも18番で連続ミスしたのはおかしかった。
531Y。ヤーニーは3Wでキックが右で右ラフ。レイアップショットが右のフェアウェイバンカー。解説ジュディー・ランキンが怒ったように、「ヒュージ・ミステーク!(大きなミス)」と繰り返す。
ルイスは1Wで左フェアウェイバンカー。セカンドショットも左ラフ。
ヤーニーのボールはバンカーのアゴに近くて、見てるほうが肝を冷やした。ジュディー・ランキン、「ミスの余地はゼロ」と言う。このショットがピン上へ。土曜日とは言え、このショットは中々打てないものでしょうね。
ルイスは左ラフからトップして、例の橋の麓、池ぎりぎりの右奥ラフ。ここからのチップはローサイドに切れて、7,8フィート。このパットを入れたのも見事でした。
この二人のパーは良かった。
ヤーニー・セン66、トータル12アンダー。ルイス71、10アンダー。
明日は再び同組。センの覚悟のほどすさまじく、負けるとは思えないがゴルフは何があるか分かりません。18番は最終日恒例でティーをかなり前に持ってくると思うのでイーグルも出るでしょう。気温はさらに少し下がり、時速30マイルの風という予報。
いつも同じコースで開催のメジャーは楽しいですね。
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