プレーヤーズチャンピョンシップ終了
まずはこれから書かねば始まりません。
タイガーは45位タイだったのでスタートが早く、生中継開始の3時間も前から凝りもせずPGAサイトのショットトラッカーで彼のプレーを追っていた。
これはイラスト付きで各ショットがどこへ何ヤード飛んだか、逐一ライブで分かる。
1番パー、2番パー5ではバーディが取れず、3番5番でボギー。見るとパットが7,8フィートショートしたりオーバーしたり、そのセカンドパットを入れてない。これはもう体調でも悪いのか、優勝を狙う位置ではないのでさしものタイガーも気が抜けたのかと想像していた。
7番のティーショットは右のネイティブエリアと書いてある。セカンドをグリーン前に打ったあと、何となくわたしはリーダーボードに戻って他のプレーヤーのスコアを確認した。
そして、-2であるはずのタイガーの名前が無いことに気づいた。
ショットトラッカーが間違いで、チップインバーディーやWボギーの可能性もある。スクロールして上から下まで探すもタイガーの名前は無い。
とうとうリーダーボードの一番下まで来て、
「WD」147(位)Tiger Woods
ほとんど一瞬後にPGAサイトにNEWS ALERTとして、タイガーが首の故障で棄権と出ていた。
7番パー4のティーショットは右ツリーライン。画像左と左から2番目、セカンドショットを打った。ボールはグリーン前花道へ。
オフィシャルを呼び、棄権を表明。画像右2枚、フェアウェイにいた同伴競技者のジェーソン・ボーンに挨拶。
コースから出るタイガー。白シャツの人はPGAツァーセキュリティー責任者のジョー・コーレス氏。
タイガーは右のフィットネストレーラーに入り37分フィジカルセラピーを受け、直後車に乗り込みTPCソーグラスを後にした。
トレーラーに入る前にメディアに答えた短いコメントは、「来週映像を取れと言われた(MRI)」「首が悪いままプレーしてきた、これ以上はプレーを続けられないと思い棄権した。」「首の痛みはマスターズの前からあった」
今週プレーして更に悪化したのかと訊かれ、「痛みで苦しんでいた、右側がずっと指先までうずく」と言っています。
木曜日の中継を見ていて、タイガーが首をゆっくり右から左にかしげてストレッチするのが写ったが、そのやり方が過去タイガーが時折やる首の曲げ方とは違うなと思った。(彼は若い頃からやっているが、以前はいかにもストレッチ運動という感じでした)
深刻な故障でないことを祈るばかりですが、胸が痛みます。
首の故障では、アニカがそうでした。しばらく鞭打ち症の人がするような首のブレースをはめ、確か半年ツァーを休んだ。
それからやはりスウェーデンのベテラン、ヘレン・アルフレッドソンが背中や首の故障で、やっと原因がわかりフィジカルセラピーで健康を取り戻して2008年のエビアンマスターズに優勝した。
デービス・ラブⅢも長く首の故障を抱えていたのでは?
・・と書いたところでゴルフチャンネルのサイトで記事を見つけた。ラブⅢが、「今週の最初のほうで、自分の首の故障をタイガーと話していて僕ももっとワークアウトしなくちゃ、今度一緒にやろうと言っていたところだった。」
「タイガーのフィーリングが分かるよ。指がピリピリ痛みながらショットを打って、(そのあと)頭痛がしてくる。実に妙な感覚で、途方にくれるよ。」
* *
タイガーの途中棄権は上位グループがスタートする1時間半ぐらい前で、騒擾は収まっていたと思われる。
2番ホールでロバート・アレンビーがチップインイーグル、4番でバーディで16アンダー、リー・ウェストウッドが5番までで15アンダー。次位がティム・クラークの12アンダーだったか。
タイガーは棄権したし、ミケルソンは後退したし、わたしは録画にしてさっさと練習へ。(笑)
上位2人のどっちかが勝つかと思ったのですが、ゴルフはそんなに簡単じゃないのでした。
帰宅すると、ティム・クラークが16アンダーでホールアウトしたばかり。追跡ナンバー1はアレンビーの15アンダー。ウェストウッドは14アンダーに落ちている!
What happened!?
昨日まで3日間の平均スコアが2.7というアホらしさだった浮島17番も最終日では話が違うし、難関18番でバーディというのも厳しく、失礼ながら今日のアレンビーとウェストウッドにその力はあるまいと感じた。
アレンビーは昨日までのようにパットが入ってなかったし、ウェストウッドはティーショットがあっちこっち行っていた。
アレンビーの17番のティーショットは良いところにつけ、パットも入るかに見えた。惜しかったとは言えローサイドに切れたからスピードが転がり1つ足りなかったか。パーで、16アンダーに追いつく可能性は限りなく減る。
ウェストウッドは池ポチャ。理由不明。
アレンビーは昨日など18番のティーショットはあれほど良かったのに、今日はずいぶん後ろで(風はアゲンストだったと思うが)、セカンドはピンまで214Y。グリーンを右にこぼれ、パターでカップイン狙ったが入らず。
ティム・クラークは一昨年ぐらいからか、PGA優勝無しで最も生涯賞金額が多いプロとよく言われていたが、ついについに勝ちました。
PGA、これが206試合目だそう。
左、18番のパーパットを入れて16アンダーでホールアウト。右、奥さんのキャンデースさん。クラークはタイガーと同い年。同じく12月が誕生日。
いっとき誰が一番先に勝つか、勝つまで髪を切らない約束で彼とアダム・スコットと長髪にしていましたが、残り一人はガルシアでしたっけ?
むさくるしいと終いにからかわれていた。
彼を最初に注目し始めたのはマスターズ。目立たないプロだったのに、毎年のように良いプレーをする印象があった。2006年には2位に入っています。
ウェストウッドはまた勝てなかったが、メジャーで頑張れ。
アレンビーは変則クローグリップというのか、あれに変えてパットが格段に入るようになったとTVで言っていたが、やはり最終日には入らなくなると感じた。
あれほどのショットを打つのに惜しいと思う。
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