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オーガスタナショナルのコースレート

米ゴルフダイジェスト誌4月号はマスターズ特集で、(いつになく)良い読み物がいっぱいあった。

そのうちの1つ、“HOW TOUGH IS AUGUSTA NATIONAL?”(オーガスタナショナルはどれほどタフか?)はおもしろかった。著者はUSGAのコースレーティングとスロープレーティングを発明した人、Dean Knuth氏。

オーガスタナショナルがコースレートを持たないのは有名だが、これは同クラブがメンバーだけの独自のハンディキャップシステムを持っており、したがってジョージア州ゴルフアソシエーションのコースレート査定を拒んできたからだそうだ。

創立者の一人であるクリフォード・ロバーツが開発したシステムで、プレーヤーの普段のラウンドでのパー数と、バーディで僅かにアジャストした数字を基にする。例えば、1ラウンドで平均6つパーをとるとしたら、ハンディキャップは12になる。(18ホール-6パー=12)

ここまで読んで、思わず笑った。

(なおハンディキャップのストロークを決めるときは、同じくロバーツの方法によりヤーデージを基準に使うそうだ。)

このコースハンディキャップの決め方は、ある程度のゴルフ歴を持つゴルファーには簡単でかつ妥当な方法じゃないかと感じた。

ランチョでの自分に採用してみると、ロバーツ氏の方法とUSGAの出し方のコースハンディキャップと誤差は0.46でかなり良い線だ。(笑)

(パーを1だからバーディを1.2個に換算してやってみた)

ついでに言うと、去年と今年のランチョ10ラウンドのうちパーが1個しかないラウンドが2回もあった(呆れ)。最多が6個。これは6021Yのティーからのみ。

Knuth氏によると、アマチュアは普段コースハンディ+3のスコアを出すそうである。あ、これは以前にも書いたのだった。

*      *

Augustanational13thhole Augustnational12thgreen

Knuth氏が2009年のマスターズで、どのぐらい苦労してコースレートを出したかというストーリーはともかく(同クラブから認められないので練習ラウンドの日にすみずみ歩く、試合中の選手達の歩数でグリーンの深さなどを計測するetc. etc.)、コースレートを査定する基準10ヶ条は下記。

難易度のスケールは「0」から「10」まで。

1.地形

ティーショットがランドするエリアのスタンスの難度。及び、グリーンへの縦のアングル。11番パー4の下り傾斜スタンスからの長いセカンドショットはレート「7」

2.フェアウェイ

狙いどころのエリアのサイズにホールの長さの要素を加味。18番465Yは右ドッグレッグで左の大きなフェアウェイバンカーと、右のツリーラインでランディングエリアがしぼられるので、レート「7」

3.リカバリーの難度とラフ

12番パー3が一番高く、「6」

オーガスタにはUSオープン並みのラフはない。同オープンでは「7」から「9」の間。

4.アウト・オブ・バーンズ

OB、あるいはティーショットのランディングエリア付近の極端にタフなラフ。「2」より高いところは無い。

5.ウォーターハザード

水がプレーにかかる難易度。13番パー5は左に水が流れ、ドライバーショットを右の木に打ち込みやすくするためレート「8」。

6.ツリーライン

ホール戦略にかかる場所の木のサイズ、高さ、それが及ぼすティーショットやアプローチショットへの影響。18番は「7」

7.バンカー

場所、大きさ、深さ、ランディングエリアやグリーンを狙う難度。18番は一番難易度が高く「7」。深いフェアウェイバンカーからは、難しい上りアプローチショットになり、グリーンサイドバンカーは深く、戦略に関わる場所にある。

8.グリーン

グリーンのサイズ、硬さ、形とアプローチショットの長さの関係。レート「8」になるのが、10番、11番、12番、13番、18番。

9.グリーンの表面

傾斜、高さ、スピード。マスターズの期間中に最も目立つ特徴だろう。1番、10番、11番、14番、15番、16番、17番、18番は難しいピンポジションや高い場所にある点、速いスティンプメーターで、レート「9」のクオリティー。

10.精神的影響

ターゲットエリアの障害による、スコアメークにおけるメンタルへの効果。1番と18番は両方とも「8」。スタートホールと最終ホールは常にホール価値が上がるものだが、これらのパー4は高いレートの障害の集まりで、メンタル面にインパクトがある。

障害の難易度で測られたもっともタフなホールは、同時に2009年マスターズでパーにするのが最も難しかったホールである。11番505Yパー4、12番155Y、10番495Yパー4と18番ホール。

*

というわけで、この査定基準を読むとなるほどと思うが、記載されることは少ないと思ったので書きました。

Knuth氏(USオープンでの経験が25回、うちUSGA従事者として16回)のマスターズ時のオーガスタナショナルのコースレート。

総ヤーデージ7,435Y。コースレート78.1、スロープレート137。

同氏による1990年の査定。6,905Y、コースレート76.2。

なお、スロープレート137は意外と低いが、氏は今のチャンピョンシップ仕様のオーガスタはボギーゴルファーでは届かないので、3打目を比較的短い距離からグリーンを打つことになり、多くの障害の難易度を最小限にする。

要約して、大叩きしにくくなるからということです。(笑)

(私見だが、かと言って3パットの数が減るとも思えないが。)

*

一興に氏はこれもつけ加えている。

ハンディキャップインデックスが10のゴルファーは、コースハンディキャップが12になり、チャンピョンズティーからの平均スコアは93になるだろう。

同18のゴルファーはコースハンディキャップが22になり、平均スコアは103になるだろう。(そうだろうとも!)

2009年の優勝者アンジェル・アブレラは平均すると+10のゴルフをしたことになる・・ということでした。

氏がUSGAインデックスごとに、コースハンディキャップと想定平均スコアの表を掲げている。

わたしがチャンピョンズティーから回ると、平均スコアは96ってことになっているが、そりゃウソだろうと思う。

パット数36に仮定したってショット数60だ。7,435Yでー?

コースレートなんてしょせんそんなものだ。だからオーガスタナショナルは査定させないのでしょ。わはは。

長くなってすみません。

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コメント


こんにちは。

なんだか参考になるんだかなんないんだか? って感じでしたけど、ラウンドする機会はまず無いですから、まぁいいか、って感じです。(笑)

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