パラノイド
トヨタのリコールはかなりメッシーなことになっていますね。Messyとはワヤになることかな・・・風邪で頭がうじゃうじゃとして日本語が出てこない。(英語もオカシイくせに)
わたしは最近車を運転してパラノイドになる。ブレーキが利かない車に後ろからどつかれるんじゃないかと。
最近の小型車のリコール対象車の症状は、濡れた箇所や穴状になっている箇所でブレーキをかけると下にスカーッと抜けてしまう感触がして、車は逆にジャンプするようにスピードを上げる、というもの。
アメリカの新聞で読んだ所有者達の苦情はそうでした。
これで前の車に追突したり、よその庭に突っ込んだり、歩行者をはねたり。
昔、高速が朝のラッシュで全車線が完全に止まっているとき、後ろから追突されたことがあるが、そのあと1ヶ月ぐらいパラノイドでスピードを出せず、バックミラーで後ろをしょっちゅう見ていた。
*
今の車を買ってちょうど8年になる。ニッサン車。その前はトヨタのカムリだった。
アメリカで故障が少ないから(多少高くても)日本車を買っていたのに、残念です。
カムリのあとまたトヨタ買わなくて良かったぁというのが正直な感想。
今のインフィニティーを買うときに、同じぐらいのグレードのレクサスも試乗したが、レクサスのほうが$5000ばかり高いのでやめた。搭載している機能はインフィニティーのほうが多かった。レクサスの名前で値段を取るんだなと感じた。
*
去年の夏、サンディエゴ近郊の高速で、実に悲惨なレクサスの事故があったが、あれはアクセルが急加速してハイスピードになりブレーキも利かなくなったもの。
下は去年9月15日のNBCサンディエゴの記事。事故が発生したのは8月28日で、当時は原因については何も報道されなかったと記憶している。
Deadly Accident Prompts Floor Mat Warning
その車種は、ボタンを押してエンジンをかけるタイプで、緊急にエンジンを止める場合もボタンを3秒押し続けるというもの。
数々の起こらなくてもすんだ事故を読むと、車はそうそう便利になるべきではなかったのではと感じる。
マニュアルシフトで、運転者の技量ですべて車が動くなら、あんなセンスレスな死に方をすることはなかったろう。働き盛りの夫婦と13歳の娘とその30代の叔父さん。
運転者はカリフォルニア・ハイウェイパトロール隊員だったということと、車内にいた人が911に電話して最後の悲鳴まで入っているのが、事故がどれほど人間のコントロールを超えたものであったことを裏付ける。
ハイウェイパトロール隊員は高スピードで逃げる容疑者の追跡の業務のため、日ごろから高度な訓練を受けているという。
*
自分の車が殺人機になったら、どうします?
メーカーはもちろんのこと、知らずに買った不運な購入者も楽観説は持つべきではないと思う。
*
*
*
« スイング改造の怖さ | トップページ | タイガー、金曜日にライブスピーチ »
「雑感」カテゴリの記事
- 皮膚科の医者(2018.04.25)
- タイガーのミズーリ州出張(2018.04.18)
- 子供は世の宝(2018.04.11)
- 怖いおばさん、怖いおばーさん(2018.01.17)
- 運転の練習(笑)(2018.01.11)
コメント