あるDQの話
やはりこれは書かずにはいられない。
米PGAでは今Qスクールのセカンドステージが行われています。全米の4箇所でのセカンドステージは既に終了。残る2箇所が今週。そして通過者が、ご存知Qスクール最終ステージへ進むわけです。
先週11月12日から15日、テキサス州ディアウッドゴルフクラブでのセカンドステージの出来事。
ツァー20年のベテラン(優勝2回)、J.P.ヘイズは、第1ラウンドの11番ホールでグリーンへウェッジのフルショットを打ったので、いつものようにそのホールのあとボールを替えた。
次の12番はパー3だった。キャディーが投げたボールを受けとり、ティーショット。グリーンを逃し、チップでオン。そしてグリーン上でボールをマークした時、1番ホールから使用していたのとは、違う種類のボールであったことに気がついた。
オフィシャルを呼び、説明して、2打罰を課したわけです。初日のスコア74。
<本人の説明1>
パー4とパー5ホールは、ティーアップする時にボールのロゴを目標に合わせるので、もし違うボールを使っていたら即刻気づいたはず。しかし、パー3ではロゴをラインに合わせない。よって、違うボールと気づかずに打ってしまった。
*
翌日、第2ラウンドはスコア71。戻ったホテルの自室で、もう1個違うボールが出てきたのを見た時、これはツァーでコンファームされたボールではないかもしれないと考えた。
夜、ツァーのルールオフィシャルに連絡し、やがてそのボールはコンファームのリストにはないことが判明し、DQにした。
<本人の説明2>
4週間前にタイトリストからテストしてくれるように渡されたプロトタイプで、(ほかのプロトタイプボールのように真っ白ではなく)タイトリストの文字入り、ナンバーもついている。ただし、反対側にボール名のロゴがない。
パー3でそのプロトタイプを使ったため、気がつかなかった。(説明1参照)
なお、プロトタイプのボールは既に試打したが、なぜそんなに長くバッグに入っていたのか自分でも分からない。
*
ゆえに、ファイナルのQスクールへ進出ならず、来年のツァーカードの可能性はなくなったわけです。
あたかもヒーロー話のように考えて欲しくないと語るヘイズ。43歳。
本人も反響の大きさに驚いているという。
PGAサイト掲載の記事は
こちら。
さきほど、ゴルフチャンネルがヘイズに電話インタビューしていて知りました。
これを美談として紹介したかったわけではありません。ほんと言うと、恥ずかしいミステークなのだから。
しかし、本人もグリーンでマークするまで気がつかなかった、キャディーも知らずに渡した・・という、黙っていれば誰も知りようがなかったケースで、それはやはり清々しいと思う。
QスクールセカンドステージじゃTVカメラも回ってなかったろうし。(笑)
*
<YouTube>ジャズトランペット
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コメント
ゴルフのルールを突き詰めれば「紳士たれ」の一言に集約されると思っていますが、まさしく紳士の対応です。人間誰でもミスはするもの。やはりどういった対応をするかが人間性ですよね。
アニカ・ソレンスタム選手の最終戦。なんでも予選落ちのピンチだとか。なんとか最後まで戦って欲しいところ。残念ながら日本での地上波のTV中継がありません。メリーさんの記事に勝手に期待しちゃってます。負担にならなければ、よろしくお願いします
投稿: 寿庵 | 2008年11月21日 (金) 15時56分
>寿庵さん
初日のアニカのスコアとプレーぶりを見て、わたしは予選落ちすると予想していたので今日は見まいと思っていたのですが、中継開始前からライブスコアはチェックしていました。
何と、中継が始まる前にアニカもオチョアもホールアウト、両者予選落ちです。
中継は2時間だけなので、下位でスタートした彼女らは早く終わったわけです。
そのほうがかえって良かったと思います。
だからアニカは引退するのでしょう。
胸に迫ってくるものがあります。
投稿: メリー | 2008年11月21日 (金) 18時32分